アビシュカール

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ネパール語で「発見」

ネパールに古鉛筆はいらない

ほとんど聞いたことのないラジオ局から流れてきた言葉
え!、耳を疑ってしまった。
まだこんなレベルのこと、こんなことまだ言ってるの?
あまりのバカバカしさにショックを受けた。

「ネパールの子どもたちにエンピツを」だって
これを大学の先生が率先していて、それにラジオも一緒に・・・
日本人が空き缶で立てた学校が廃墟となっている事実
あれを作ったのと同じ人たち
ネパールのことを思っていると勘違いしている、心優しい人なんだろう。

ネパールは確かにとても貧しくて
学校に行けない子や、文房具に困る子供たちは
特に低カースト層、山間部、タライの入植地では都市周辺より多い。
山奥へ行けば、まだ石版をもって学校に通う子供もいるかもしれない。
何をあげても彼らはとても喜ぶし、それが日本製品だとすれば夢心地になる。
個人的な関わりで、お礼や友情の記念に使っているものをあげることはよくある。
どんなものでもとても喜んでくれて、こちらが恐縮してしまう。
それは人と人の関わりでとても素朴で美しい、個人的な思い出深い出来事
だからといって、捨ててもいいくらいのエンピツをみんなで送る必要があるのだろうか。

ネパールに行ったばかりのころ、私も勘違いしていた。
何でも持っていってモノをあげればいいと
身勝手な善意の自己満足で、モノを運んだ。
相手の事情やニーズをそれほど理解しているわけでもなく
ただ自己満足だったと思う。

日本で、不要なモノを人に一方的にあげるような失礼なことはしない。
相手がネパール人だって同じだと思う。
日本と同じくらい高品質のシンガポール製品が現地で安く買える。
何かしてあげたいという善意を活かすのであれば
ネパールの子供のために何をしてあげるのが一番いいのか
もっと見て、調べて、よく考えてあげてほしい。


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by roman-tan | 2009-02-11 19:02 | Nepal