アビシュカール

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ネパール語で「発見」

旧友

日本に遊びに来ているネパールの友人から電話があって、4年ぶりに話をした。
日本の大学を出ているから、彼の日本語は九州出身の日本人にしか思えない。
ネパールの現状を聞いてみると
一時期よりは政情も安定しているけれど
観光客は以前ほど多くはないし
政府やNGOの援助も、まだ奥地には戻っていないそうだ。
彼はネパールで援助関係のコンサルの仕事をしている。

日本で働いていたこともあって、家族4人で泊りがけで遊びに来たこともあった。
私たちがネパールにいる時もお世話になった。
ネパールでは多分いい暮らしをしている層ではあるけれど
2人の子供を小さい時からカトマンズの寄宿舎制の学校に通わせる。
もっと余裕があれば、インドの学校に通わせる人もいる。
ネパール人の英語信奉は日本人よりもずっと強いから
英語教育の徹底している寄宿舎制の学校に、中流家庭でも無理をしてでも通わせる。
英語を流暢に話せても、ネパール語の文法を間違うネパール人も珍しくない。

彼に初めて会った時、とても可愛い大学生だった。
それから数年後再会した時、別人かと思った。
すっかり貫禄づいて、人はこうも変貌するのかと驚いた。
ネパール人は食生活のせいもあるのか、老化が加速する。
最近でこそ平均寿命は60歳を超えたけど、当時は40歳代だった。

東京にはネパールレストランが多くある。
先日もたまたま泊まったホテルの近くにネパールレストランがあって
ネパール人が3人働いていた。
久しぶりのネパール語を話したら、お茶をサービスしてくれた。
ネパールカレーでなくて、インドカレーが出てきたのがちょっと残念だった。
出稼ぎネパール人、何人になったんだろう。

ネパールは確かに貧しい、というよりは貧富の差が大きい。
都市と地方(僻地)での生活水準の差が激しい。
ただ、僻地でも衛星放送のテレビで世界の様子を知っている。
私たちよりすっと裕福な暮らしをしている人もたくさんいるし
田舎の暮らしが果たして本当に貧しいのか、考えさせられる場面にも多く出くわした。
国外からの必要な支援というのももちろんあるけれど
国内で処理していかなければならない問題も多い。
中で完結できる問題もあるのに、その力を阻んでいる国外支援というのもある。

生活の中の、切り取られたほんの一部の絵を見て判断する難しさ
とかく傲慢な判断になりがちな、嫌らしい自分も何度も見つけたような気がする。
久しぶりの会話で、ネパールのことを考えた。
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by roman-tan | 2009-02-19 22:53 | Nepal