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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

名古屋市長のマニフェスト

名古屋の新市長が話題になっていたけど
そのNPOに関するマニフェストを初めて読んだ。
NPOに関してだけ抜粋すると
① 外郭団体との契約は民間企業やNPOなどと公平な競争条件でおこなう。
② 福祉においては、多様な民間の事業所に対し
名古屋市独自で社会福祉法人に準ずる補助を行う。
③ 地域予算で実施される事業の担い手として
町内会、自治会やNPOなどの役割が大きくなり
事業に見合った事業費を受け取ることで
各種地域団体やNPOなどの体制も強化される。
④ NPO、各種公益法人、協同組合、社会的企業などを含む
自律的で力強いサードセクターの形成を支援することで
市民による公益的な活動を促進し、地域の雇用を確保する。
そのためにも、公的事業の委託においては
専門性に見合った人件費を含む必要十分な委託費(フルコスト)を支払う。
これによって、サードセクター組織の有給職員の雇用が促進される。

サードセクター組織とは
政府行政や企業と並ぶ、第3のセクター。
具体的には、財団法人・社団法人(一般・公益)、社会福祉法人
医療法人、学校法人、宗教法人、更生保護法人
NPO法人、協同組合、社会的企業 など。

特に「オッ!」と思ったのは
①の「公平な競争条件」は大切なことだ。
行政よりの外郭団体、NPO、一般社団の随意契約がまだ横行している。
競争入札が基本なのに特別扱い。

④の「専門性に見合った人件費を含む必要十分な委託費(フルコスト)」
NPOへの委託事業を、行政は安い下請けとしか考えていないから
首長がこういう考えをしてくれるのは画期的だと思う。
でも、まだNPOでも「人材・専門性」に関する認識が低く
「このご時勢だから、誰でも安く雇える」と豪語する
バカな代表理事もいるから困るけど。

これらのマニフェストがどう実現するのか、ちょっと楽しみ。

名古屋市長のマニフェスト_f0077807_10575151.jpg

ナンテン

by roman-tan | 2009-06-13 11:00 | NPO法人

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