アビシュカール

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ネパール語で「発見」

森林破壊と文明

文明は、絶えず森林破壊を行ってきたという話。
精錬燃料に森林を伐採、そして文明は滅んだ(ECO Japan,2009年5月20日)

つまり、人間は金属の採掘・製錬、造船、神殿建築用木材のために
ヒツジやヤギなどの牧畜あるいは農地開拓のために、大昔から伐採を行ってきた。
歴史に登場する文明は
森を破壊することによって文明を発展させ
皮肉にも、森の破壊が原因でその文明は衰退していったという話。

事例として挙げられているのは
鬱蒼としたナラの森に覆われていたクレタ島に栄えたミノア文明(紀元前3,000~1,400年)
メソポタミアとの交易で栄えたが
輸出用森林資源の枯渇によって衰退したインダス文明(紀元前2500~同1700年)
モミ、マツ、ナラの森に覆われた古代ギリシャのミケーネ文明(紀元前1500~同1100年)

人類が最初に森の破壊を始めたのは紀元前3500年頃だという。
メソポタミアの人類最古の物語「ギルガメシュ叙事詩」にそれを見出す。
ギルガメシュとその従者エンキドゥが
レバノンにある香柏とよばれる鬱蒼とした杉の巨木の森を
番人フンババを殺して破壊をするところから始まる。
豊かな森林資源をめぐってメソポタミアやエジプトの諸王による争奪戦の結果
やがて消滅していった。

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原生林に散在するネパール山村を通過する度に思った。
人間が居住するということは
森林・自然の破壊行為にすぎないんだと。
生物多様性とか、共存が可能な人間の個体数には限界ある。
都市国家とか文明というものは完全にその許容量を超えている。


人類の歴史が物語っているように
歴史から学ぶことなしに、破壊を繰り返していくのだろうか。

何かを学んで賢くなったとしたら
その破壊行為、どこで折り合いをつけて立ち止まるか譲るか。
神話はなかなかバカにできないぞっと思うけど・・・

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by roman-tan | 2009-07-16 19:36 | 森林