アビシュカール

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ネパール語で「発見」

芝蘭の化

たしか、漢文の授業で習ったはずで
日本語訳だけはしっかり教訓として覚えているのに
その出典をずっと思い出せないでいた。
受験科目にないから、とても不真面目な生徒ではあったけど
博識先生の漢文授業が大好きだった。

やっと見つけた。

興善人居
如入芝蘭之室
久而不聞其香
即興之化矣。

     (善人と居るは、芝蘭の室に居るが如し。
        久しくしてその香を聞かざるは、即ち之と化するなり。)

興不善人居
如入鮑魚之津
久而不聞其臭
亦興之化矣。

     (不善人と居るは、鮑魚の肆に入るが如し。
       久しくしてその臭を聞かざるは、また之と化したるなり)

意味は
 芝蘭のような香りの高い草がある部屋に長くいると、いつの間にか芳香が身にしみついて、気持ちよくなる。立派な人や善人と長くつきあっていると、知らないうちにその人のよい影響を受けて感化されるというたとえ。「芝蘭」霊芝と蘭(ふじばかま)は、ともによい香りを放つ草。
 悪臭を放つ塩漬けの魚を商っている店の中に入ると、その悪臭に慣れて何も感じなくなってしまうように、不善の人や悪人・小人などと交わっているといつの間にかそれらの人々の性向に染まってしまうというたとえ。
出典は孔子家語六本

孔子家語(こうしけご/くしけご)とは
春秋時代の末の諸侯や士大夫、また孔子の七十二人の弟子たちが、孔子に諮問したり、互いに質問しあったりした言葉を集めたもの、といわれるけど諸説あり。(参考: 孔子の資料)


世の中には色々な人がいるけれど
大人になったら、友人とか師とか自分で決めていかないといけないんだと
漢文よりも、その大意だけがずっと私の中に残っていたみたい。


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by roman-tan | 2009-07-21 18:49 | 発見