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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

外国人労働者の子どもたち

1990年には入管法が改正され、日系人は国内で就労が認められるようになった。
その結果、地方の工業都市では外国人労働者の増加に伴い社会問題も発生した。
①生活習慣の違いから起こる地域社会との摩擦
②治安悪化、
③日系人の地方税や社会保険の未納
また、日本語を話せず学校をドロップアウトした不就学児の増加
日本語を話せない理由は
日本にいても日本語を話さなくてもいい環境にあったり
児童労働(不法なのに)で学校に行けなかったり
母国と日本を行ったり来たりで学校から離れていったいなど、理由はさまざま。

先日見学に行った、公立学校をドロップアウトした青少年のための事業
浜松ジュントス布橋教室”エスペランサ”
[学び直しの場」始動(asahi.com 2009.9.25)
繁華街にたむろしていた2年前の冬、「うるさく話しかけてくる日本人」と出会った。「夜回り」活動中だった同大の津村公博教授だった。
この日本語がとても流暢な男の子が、コーディネーターとして活躍してた。
「受講生の減少が悲しい」と話していた。

静岡県西部には外国人が多いことから
地域、NPO、教会関係など様々な事業が展開されている。
外国人が自分にあったプログラムを選択する仕組みになっているのだろうか。
横の連携とかはどうなっているのだろうか。
教会が頑張っているのが印象的だ。

磐田市多文化交流センターも見学した。
こちらは年800万程度の予算がついている。
近くに公団があり、そこに外国人が多く居住する。
しかし、昨年末からの経済状態で帰国した外国人も多いそうだ。
日本人でも大変なこの時代、外国人はもっと厳しい状況にある。
子どもたちの明るい声と笑顔のこの施設は地域と密着型でよかった。
移民」と「外国人労働者」
「移民」と「移住」、「難民」・・定義も混乱してくる。
「移民」は異なる国家に移り住んだ人々で
「移住」はある国家の国民が別の国家に移り住むこと。
移住は長期居住で、観光客や旅行者は通常含まない。
通常一年以内の居住を指す季節労働者は移住として扱う場合が多い。

日本には約100万人の来日外国人労働者が在留(2007)し
その家族や特別永住者等を含むと200万人の在留外国人が居住する。

外国人の人権保護から考えたら、まだまだ不十分なんだろうなと思うけど
問題はそんな簡単なことじゃないので
複雑な気分だし、不思議に思う点もいくつかあった。
*なぜ、いいチャンスが利用されないのか不思議(無料だよ)。 
 また無料というのも不思議であり、少額でもお金を取るべきではないかと思った。
 アメリカのナイトスクールでは安く英語が学べ、メキシコ人等が利用していた。
 また、将来オーストラリアに行きたいから英語を学びたいという要望も面白かった。
*外国人コミュニティの自立支援が必要なのではと思った。
 外国人の日本同化政策が主流なんだなと感じた。
*南米同士の国でも色々確執あるらしい。

グローバリゼーションと少子高齢化、大人に翻弄される子どもたち


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by roman-tan | 2009-09-30 11:53 | NPO法人

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