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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

社会起業家の評判

年末からの色々な社会起業家についてのブログが興味深かった。
その続編がまたあった。
「市民セクターの閉鎖性(アゴラ)」
もともと社会起業家の誤った認識」

地域差もあるかもしれないが
NPO法人には閉鎖的で趣味サークル系も多く
なぜNPO法人化したのがわかりにくいものもある。
市民活動センターがサークル活動の場になっているケースも多い。
ここは福祉施設だろうか、と思うこともある。

問題意識が高く、社会的ミッションをきちんと持って活動したとしても
事務所がなかったり常勤スタッフがいないケースも多い。
それはやり方が悪いというよりも、もともとの事業がお金になりにくい場合だ。
子育て時期の生活を支えるほどの収入はとても見込めないから
休日・週末作業になるのは仕方ない。
こういうタイプにはどうしても制度的支援が必要になる。
お金を稼ぐのも能力だし
遣い方のわからない人、稼げる人はたくさん稼ぎ寄付で貢献してくれればいい。

NPO法人として社会起業家グループもだんだん増えているが
社会起業家グループの内なる大きな盛り上がりに比べて
一般的にはまだそれほど評価されていないように思う。
傍からみるとそのズレはけっこう大きくて
その冷めた評判との溝を埋める作業も必要だ。
まだまだ少数派の社会起業家がもっと増えることは望ましいが
NPOがお金のことを言っちゃあいけないよと
まだちょっと眉をひそめる元祖市民セクター派も多い。

さまざまなタイプが存在しているのはむしろいいことで
(趣味・サークル法人は減らしたいけど)
難しく線引きしたり、優劣をつけるよりもお互いがうまく関わりたい。
とにかく閉鎖性は取り除き、柔軟性は持ちたい。
自分たちの団体にとって最適な選択をしていけばいい。
by roman-tan | 2010-02-04 10:30 | NPO法人

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