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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

慶雲

年配女性からいただきちょっと恐縮気味の年賀状に見つけた言葉

     慶雲

「年賀」と同様の使い方をされていた。
私は使ったことがないのでとても新鮮で
さっそく使うことにした。

「夕空に現れるという紫色をした瑞兆の雲」
読み方は「けいうん」「きょううん」
景雲、卿雲 とも書くそうだ。
英語ならauspicious cloud

意味はというと
「蚊柱(カばしら)」は夏の景物である。蒸し暑く、湿度の高い夏の夕方、何百ものカが集まって蚊柱が立つ。これは雄のカの集団で、 その翅音が発する特定の音波に反応した雌を誘い込んで交尾する。だから雄のカにとって蚊柱は、結婚の成否をかけた重要な意味を持つ。しかし、 とかく人は虫が集まると縁起に結びつけたくなるらしい。蚊柱は「慶雲」と呼ばれ、古来たいへんめでたいことの前兆とされてきた。

「慶雲」は本来、徳の高い仏教徒が極楽往生した時に空にたなびくという紫雲のことを指す。しかし、古来からの記録や傍証からその多くが蚊柱であった可能性が高い

中国では古代から「慶雲」を国家安泰の瑞兆として、大中小下四瑞五十四名物のうち、最高のめでたいものに位置付けている。その伝承が古く日本にも渡来したのであろう。(「慶雲」考より抜粋)


ついでに 和風慶雲
穏やかに吹くそよ風と、吉兆を示すめでたい雲。温厚で徳の備わった人格者を形容した語。本来は孔子の高弟の顔回がんかいを評した語



慶雲の改革なるものもあった。
お正月というのはゆったり時間が流れて
日頃見過ごしてしまいそうなことにも目が行き届くような気がする。
あっというまに元旦も終わり。
by roman-tan | 2011-01-01 19:18 | 発見

by roman-tan