アビシュカール

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ネパール語で「発見」

動く「福祉施設」

ヒアリング最高齢者に出会った。
91歳の女性が、杖と手押し車を携えて
よじ登るようにして、バスに乗り込んできた。
(足の弱い高齢者が多いので、低床バスにしてほしいといつも思う)
補聴器の調子が悪いので、耳元で大きな声で質問する。
時々、聞こえてないみたいだったけど。
誰にも頼らず、移動する矍鑠(かくしゃく)とした姿はかっこよかった。

バス利用者は殆んどが70歳以上の女性だ。
にも拘らず、これまで利用者の生の声を聞く機会はなかった。
地域の区長会や地区組織の会合に出席するのは、男性ばかりだからだ。
こんなふうに、世の中の多くのことは
実際とは別の所で決められていくのかもしれないけれど・・・

バスを降りる際に
「絶対バスを残してね」と声をかけられる。
行政は、公共交通を「動く公共施設」と位置づけるが
むしろ、「動く福祉施設」という方がぴったりだと思う。

バスの中は、おばあちゃんたちの話に花が咲く。
若い運転手さんまで加わって。
会社の方針とは別に
運転手さん個人のご意見も伺えた。

バスの中では、いいたいことが言いやすいのかもしれない。
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by roman-tan | 2006-07-04 15:23 | 公共交通