アビシュカール

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ネパール語で「発見」

議員立法と条例

先日聞かれて、うまく説明できなくて気になってたこと。

議員立法とは、議員の発議により成立した法律の俗称である。
法律レベルでの例を挙げると、次のようなものがある。

性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律
臓器の移植に関する法律
児童虐待の防止等に関する法律
ストーカー行為等の規制等に関する法律
貸金業の規制等に関する法律
優生保護法(現母体保護法)
子どもの読書活動の推進に関する法律
NPO法(特定非営利活動促進法)


しかし、地方(県市町村)の条例レベルになると殆んどない。
その理由として考えられることは
① 立法を補佐する制度の整備されていない。
② 議員の仕事が首長を中心とした行政監視・審査に留まっている。
③ 地方に自治のための税源が移譲されていない。
④ 条例の権限には限界がある。
⑤ 国や団体の委任事務が多く、住民のニーズにあった施策をしにくい。

地方では、条例案のほとんどを首長が提出する。
それに、議員立法に熱心だと、周りから胡散臭い目でみられるらしい。

新潟県吉川町、人口約5500人の純農村地帯で
2003年3月19日「吉川町まちづくり基本条例」が議員立法により作成された。

成功要因 は
① 全議員が本気になった。
② これまでの歴史的なまちづくりの取り組みを大事にした。
③ 議会と町、そして住民の連携ができた。
④ 自治体法務担当者や専門家の協力、支援があった。


たぶん、「条例の権限」より「市長の権限」の方が大きいのだろう。
やっぱり、上から下へということだ。
地方自治法との関係も含めて参考になるのは
首長の「執行権」の法的範囲について~ 地方議会における議員立法の視点から ~(草間 剛)
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by roman-tan | 2006-11-23 13:34 | NPO法人