アビシュカール

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ネパール語で「発見」

NPO法人に関すること(No.2)

10月に中間報告「特定非営利活動法人制度の見直しに向けて」が示された。
公益法人との関係や、会計基準についての見直し事項が盛り込まれている。
「第20次国民生活審議会総合企画部会 NPO法人制度検討委員会」というのが
昨年から開かれている。
現場で活躍している人には、遠い出来事のような気もするが
制度の確立は重要だ。

NPO法が制定される以前、地理的条件もあって
我が家はあるNGOの会議の場となることが多かった。
土日に、多い時は10人以上も泊まりにくることもあった。
客布団が足りないので、寝袋を持参してもらうことも珍しくなかった。
その頃の私は、何でも手作り料理でおもてなしと健気だったので
食事の準備も大変だったが、個性豊かな人たちの話は刺激的だった。

熱意があって、優秀で、行動的な人ばかりだったと思う。
団体はそれなりに活動もあり、助成金や収益事業もあった。
しかしそれでも、団体での活動は生業にはなれないのだ。
何らかの関わりは維持しながらも、生活のために他の仕事に就いていく。
当然こういう人たちは、どこへ就職しても活躍しているわけだけど。

特にNPOでは、人材が財産となる。
熱意で集まるのはいいけれど、やっぱり本業が優先になる。
何かをやる時、それなりの対価がないと優秀な人は引き止められない。
悲しいけれど、それが現実だ。
熱意だけではどうしても難しい部分がある。
アメリカやネパールで数多くのNGOを見てきたが
団体そのものの能力というよりは、日本の環境が悪すぎると思う。

格差社会が市場経済に原因があるとは思わない。
競争原理は発展には必要だ。
問題は、そのあとの偏ったお金の流れだと思う。
成金趣味のままの日本のお金持ち、無駄使いの行政
本当の公益法人・非営利の団体が
経済的にも制度的にも自立・活躍できる社会であってほしいと願う。
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by roman-tan | 2006-11-26 13:26 | NPO法人