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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

市民満足度調査

来年度の予算の話
もう関らないからと、いいかと思っていたのだけれど
考えると、ちょっと腹が立ってくる。

3年前の今頃、市からの委託事業で市民満足度調査を実施した。
結局設問は担当課が作成し、集計は業者に出し、私たちは考察して報告書をまとめた。
市民にはとても評判の悪い調査だったが
(一つの設問中にいくつも質問を含めてしまったり
行政はこんなことしてますよ、という宣伝みたいだったりして)
グラフや数値の結果に、行政は喜んでいた(よくわかっていないみたい!)。

これはとんでもない市民満足度調査法だと思い
まず、市民から見たまちづくりの指標を作り
それに沿った市民満足度調査をすべきだと考えた。
東海市のまちづくり指標」作成に関わった先生にもアドバイスをいただき
かなりきついやり取りがあったけれど、担当課にも理解してもらった。

ワークショップで指標を作成し、アンケートを実施するまでに至った。
公共サービスの民間・行政・NPOによる役割分担も調べた。
いちばん勤勉そうな議員さんにお会いして理解を求めたり
市長にもアンケートは手渡したし
冷たい態度のNPOもあったし、報酬もひどかったけれど
何人かで一生懸命関った。

結果、その指標は「まちづくり指標」として行政経営プランにも盛り込まれた。
にもかかわらず、3年前のわけの分からないアンケート調査
来年度、また委託事業として受けたそうだ。
あのアンケート調査は市民にはわからないし無意味だから、と全てが始まったはずなのに。
担当課が、今年異動となってしまったせいもあるのだろうか。
委託を受けてしまう事務局も、何考えてんだろうと思う。

果たして、この市民満足度アンケート調査
税金300万も出して委託させる事業だろうか。
行政がやりたいのならやればいい。
ただ、2度目の単純アンケート調査なんだから
暇そうな職員を集めて調査させた方が、無駄遣いしないですむ。

市民が満足できるまちづくりのために、まちづくり指標が必要だと思った。
行政の細かな専門的事業までは、多くの市民にはよくわからない。
わかるほどの説明が、まだ充分されているとも思えない。

NPOとして、これでいいのかと思う予算取りだ。
by roman-tan | 2006-12-21 11:32 | NPO法人

by roman-tan