アビシュカール

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ネパール語で「発見」

公共交通とまちづくり

市が掲げるこのスローガン公共交通とまちづくり
無理があるよなといつも思う。

先日、ある商店街でお買い物をして
帰りにもう一つの商店街を通って帰った(もちろん車で)。
イベントによる集客はあったけれど
悲しいかな、多くのお店のシャッターは降りていた。
商店街を行き交う循環バスにも
乗車客は平均3人くらいだっただろうか。

もう一つの商店街の方が、お店は開いていたけれど
歩いている買い物客は少なかった。
比較してもしょうがないのだけれど
年末の日曜日
多くの人は、新しい商業エリアに車でお出かけのようだ。

コンパクトシティの構想は理解できるけど
増発した循環バスが貢献できるとは、ちょっと思えなかった。
バスを利用する人や商店街でお買い物をする人は、やはり高齢者が多い。
バス利用者は固定客だし、今は増やすよりは守る方が大切だと思う。
スローガンを作った人たちも、きっと買い物には来ていないだろう。
動く公共施設というよりは福祉施設に近いような気もした。


10月の道路運送法の改正によって
IT活用のデマンド型乗合タクシーが「4条許可」されることになった。
(路線バスと同じ扱い)
これまでは、路線バス廃止等による代替手段として「21条許可」されていた。
つまり、デマンド型タクシーの社会的位置づけが格段に高まったのだ。
そこに交通協議会の役割も大きく加わる。

デマンド型タクシーのさきがけとなった おだかeまちタクシー
高齢者対象のヒアリング調査をおこない
車を運転できないおばあちゃんたちが地元の商店・商店街へ一番強い支持と愛着を持っているにもかかわらず、街中へのアクセスにたいへん困っていたことがわかった。
困っているおばあちゃんたちの“足”を確保することは、地元商業者の大切な役割だと、商工会が頑張った。その結果、官・民の積極的な協力関係を築くPPP(Public & Private Partnership)の先駆的な成功事例として注目されるようになった。

みんな頑張っている努力、思い入れはとても立派だけど
それが報われていないみたいで寂しい。
色々なことが、うまく噛み合っていないようにみえた。
流行のスローガンばかりがひとり歩きしている。
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by roman-tan | 2006-12-25 17:19 | 公共交通