アビシュカール

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ネパール語で「発見」

焼身の意味

先週おきた、県庁の前で空港建設反対を訴えての焼身自殺
私は空港について、関心も知識も持っていない。
たぶん、新空港の必要性を感じていない。

「自殺現場、道路が黒くこげてお花とお茶がお供えしてあった」
当日帰宅した娘が、ちょっと興奮しておしえてくれた。
この事件、新聞のあまりの扱いの小ささがとても疑問だった。
子供たちの間でさえ、そんな疑問は湧いていたという。
痛ましい出来事そのものよりも
公共性の高い空港について、一市民が起こした抗議の事件
地元メディアとして、きちんと取り上げないことが腹立たしいと思った。

地元紙はイベント情報誌に近いし、保守的な地方紙で有名だ。
全国版の雑誌でも批判記事を読んだことがあるし
読み物として面白くない新聞だとか、読む価値に値しないとか、そんな声はよく聞く。
発行部数717,000部で地方新聞としては東京新聞を抜いてTopの発行部数を誇る。(昨年夏頃までは1面題字下に、その日の発行部数を誇らしげに掲載されていた)しかし、多くの地方新聞がどちらかと言えばリベラルな紙面構成をしている中にあって、とても保守的な地方紙として“名を馳せている”。
紙面を飾るのは屋山太郎、西部邁 など名うての保守論壇。
とてもジャーナリズムと名乗れる高尚なもんじぁない。
こんな新聞が県下を席巻しているのが不思議と言えば不思議な県民性だ。     (ブログ残照より)

地元の大手企業が名を連ねた新空港運営会社に対する反対意見など
この新聞社に書けるわけがない。
情けない話。
きちんと書かれた東京新聞の記事
地方路線切り捨て続々
利害関係がない方が客観視できるのか。


広告収入に頼らない雑誌やネットニュースを最近はよく見る。
それでもグーグル八分とは何か というのもあるらしいが。


空港は、当然完成するだろう。
私も空港を利用するかもしれない。
人の記憶もどんどん薄れていくけれど
こんな人がいたことを、忘れてはいけないような気がする。
焼身自殺の意味が、本人にとっては確かにあったのだから。

ベトナム戦争が激しかった1963年、高僧クアン・ドゥック師はサイゴン(現ホー・チ・ミン市)の目抜き通りでガソリンをかぶって焼身自殺した。燃え盛る火中で端座し続けた僧の映像は世界中に配信された。余りの衝撃的な出来事に、強引に戦争を進め仏教弾圧していた南ベトナムのゴ・ジンジェム政権崩壊の引き金となった。さらに、世界中にベトナム反戦の機運を燃え上がらせていった。
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Rage Against The Machine”というグループはデビューアルバムで
この写真をジャケットに使ったそうだ。
映像にすると、焼身に込められたメッセージの強さは伝わるようだ。
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by roman-tan | 2007-02-15 17:06 | 発見