アビシュカール

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ネパール語で「発見」

ビオトープの植樹祭

市内大手企業の敷地内ビオトープでの植樹祭があった。
植樹そのものより、面白いことがいくつかあった。

まず、宮脇昭横浜国立大学名誉教授による植樹方法や樹木についての説明
植樹の樹木には、土地本来の常緑深根性・直根性である
タブノキ、尾根筋のシイノキ、内陸のシラカシ、アラカシ、ウラジロガシ、イチイガシ
特にタブノキは火災に強いそうだ。
樹木の扱いや植樹方法等を、79歳とは思えないエネルギーで説明してくださった。
会社の所長や来賓の副市長にも厳しい指導で・・・見てて気持ちよかった。
(この人たちに頭ごなしで命令できるのは、先生くらいだろう)
また、公害がひどかったこの街にかつて植えられた樹木が
先生による生態系調査に基づいたものであったということも驚いた。
宮脇先生は、ネパールの森林問題についても関心をもたれていた。

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次に、企業の社会的貢献
もちろん、自社宣伝もたっぷり入っているのだけれど
豊かな財源力を背景に、場(社員が準備や会場係)を設定し、
そこへ行政を招き(来ただけで、ちょっと企業持ち上げすぎの挨拶だったけど)
大学の先生には学術面をお願いし、一般市民(1900人も)が植樹に参加する。
役割分担ができていて、それぞれができることで植樹という普遍的なテーマに関る。
この街では、まだ盛んとはいえない産学官民協働に近いといえるだろうか。
お天気も良かったせいか、とてもいい空間・空気を感じた。


ビオトープの向こうに、煙突の煙や高層建築も見えるけれど
自然再生という取り組みは
公害を撒き散らした他の企業でも、積極的に取りくんでほしいと思う。
あとは、ビオトープをどれだけ市民に開放してくれるかだ。
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by roman-tan | 2007-05-20 14:17 | 森林