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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

自治会とNPO法人

最近、地域の自治会関連のNPO法人設立相談が意外と多い。
テーマは、地域の別荘管理、地域交通、指定管理者がらみなど・・・さまざまだ。
数年前にも、自治会をNPO法人へという動きがあったそうだが・・・

もともと日本には町内会や自治会といった地縁組織があり
それに派生して、青年団、子ども会、婦人会、老人会がどの市でもあるはずだ。
地域性が高く、地域内の相互扶助だけで公益性が低い場合はNPO法人は不向きだが
地域外の人も巻き込んで、公益性が高くなれば充分NPO法人としてやっていける。
これまでの町内会や自治会活動では限界を感じた故のことだとは思うけれど
世代のギャップか、古参と新参、伝統性と合理性など
対立の解決策としてのNPO法人だろうか。

色々な話は舞い込んでは来るが、NPO法人設立までこぎつける団体はあまりない。
もし、地域で何か新しい活動をしようとした時
どうしても既存の地縁組織との関係をおろそかにはできない。
関りすぎるとこれまでの組織とかわらなくなる。
かといって、革命的なやり方では、地域では絶対に受け入れられない。
その辺のさじ加減が、とても難しいようだ。自治会とNPO法人_f0077807_19462719.jpg


定款や書類を整える以前の『人事』、これ最大難関となる。
結局、地域の長老の名ばかり並んだり・・・・
それじゃNPO法人を作る意味がない。

村社会から脱却できなくて
地域ベースのNPO法人設立は、困難極まる。
NPO法人設立の必要性が本当にあるのか疑わしくなる。
既存の組織がそのまま活かせないのだろうか。
                                      


                                                           
                                                     サトイモの花
                                             クリームのような濃厚な香り

                  
by roman-tan | 2007-08-21 19:54 | NPO法人

by roman-tan