アビシュカール

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ネパール語で「発見」

山岳信仰

昨日訪れた箱根神社は、古代より山岳信仰の霊地であったといわれる。
駒ヶ岳では、主峰・神山を神体山と崇められていた。奈良朝の初期、万巻上人が箱根三所権現と称え、仏教修験道と習合し本地垂迹思想の影響のもと、箱根山固有の権現信仰が成立した。特に天台系の密教的信仰の影響は大きい。平安朝初期に箱根路が開通すると、往来の旅人は当神社に道中安全を祈るようになった。源頼朝、北条氏、徳川家康等が崇敬して栄えた。近世になり東海道が整備され箱根宿や関所が設けられると、東西交通の要として庶民信仰の聖地となる。明治初年には神仏分離により、関東総鎮守箱根大権現は、箱根神社とされた。
宝物殿での神事や祭りのビデオが面白かった。
① もともと仏教色が強い修験場であったはずなのに、明治初期に神仏分離されたとはいえ、現在はかなり皇室色が強いのは、どうしてか。
② 神事に女性(巫女以外)は禁制だと思うが、女性神主が祭りの神事を司っていたのは何故だろう。
③ 密教の影響が強く、チベット仏教の影響も見られるネパール山奥の神事にも、似たようなものもあり興味深かった。
④ 日本には山岳信仰の山がこんなにもある(2007.9現在、2212)。富士山がその筆頭だろうか。ヒマラヤの山々も「神々の座」と呼ばれる。高い所が神聖化されるため、チベット仏教寺院はすごい絶壁に建てられたりもする。
⑤ 原初的山岳信仰の変遷-仏教伝来以前を主に-日本について参考になる。

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歴史的な変遷や、自然環境が生んだそのルーツはとても面白い。
修験道、最近はカルトっぽい響きが強いけど
本来は自分を律するために、崇高なものだったに違いない。
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by roman-tan | 2007-10-21 11:00 | Nepal