アビシュカール

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ネパール語で「発見」

緑の砂漠

「緑に見えても不健康な森林」という森林の話

ECO JAPAN記事「木を切らないことが、森を”破壊”する?!」(11月6日
日本の森林を破壊した3つの政策
①1950年代に制定された電源開発法。山間部にダムを建設することで、森林が水の底に沈没
②戦争中のエネルギー政策。無計画に森林を伐採して薪や炭にすることで、約150万haの森林が消えました。これは四国の面積に匹敵
③戦後の植林。戦後の1951年に国が植樹祭を行い、復元のための国策開始。1974年のオイルショックまでの植林作業により緑の造成。植えたのは、スギとヒノキを中心とした針葉樹。元来日本の山林は広葉樹林だったが、針葉樹を植えることで生態系が変化
日本の住宅耐用年数が法律で39年と決められていた。1987年の建築基準法改定で、さらに短くなって今は26年。住宅メーカーからすれば、耐用年数以上に長持ちする家を建てるよりは、耐用年数がきたら家ごと買い換えてくれたほうが、大量生産・大量販売できるので都合がいい。そのため、大量に均質な材が買える外材を使う方が楽になる。国産材の弱みはそこで、搬出コストが木材の価格の3分の2を占めていて、なかなか均質なものを大量に生産できない。
都会に暮らしていると、森林のことなどどうでもいいことなんだろうなと思う。
地方でも、森林が直接生活に関っているわけでもないので
人々の森林への関心はとても低いと感じる。
でも現実に、ある日突然土壌流失や土石流が街を呑み込んでしまう災害もある。
知識と想像力で補って、森林の現状を理解してもらうしかないけれど・・・

ネパールの山奥、土砂崩れで
一晩に一つ村がそっくり流されてしまったのを、いくつか見たことがある。
人為を超えた大自然でもあるが、森林破壊も原因のひとつにあげられた。
人間にとっての森林の物理的社会的精神的な役割は
ネパールの山で学ばせてもらったと思う。

日本の事情とネパールの事情は
似ている点もあるけれど、異なる点もある。
共通していえることは、木が生きている以上
森林も再生できるということだ。

多摩川源流大学」とは
地域の活性化と流域経済圏の形成までを視野に入れたプロジェクト
(ECO JAPAN 8月31日
はとても面白そうだと思う。

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by roman-tan | 2007-11-14 19:32 | 森林