アビシュカール

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ネパール語で「発見」

ヒューマニズムとエコロジー

「環境思想」で考える第4回『もののけ姫とナウシカの問い』(日経エコロジー)
「環境思想」は
現実に深刻化する環境問題が,視点によって全く異なったものになることがある。環境思想という「観念」の世界で捉えること。
エコロジーかヒューマニズムか。
極限に至ったときに,ヒューマニズムとエコロジーは対立する。
そのときにどうするのか?
人間の生存のために一か八か環境を変えようとするのか
それとも周囲の環境に任せておくのか?
こんな葛藤にも近い疑問を感じたことがあった。

人口増加が進み、生きるための食事を作るためのエネルギーとして薪が必要であり
そのために木を切らなくてはいけない。
森林はどんどん破壊されていくけれど、村人は決して暖のために木を切るわけでなく
食べるための最低限のエネルギーを、薪から得るしかなかった。
現金収入など殆んどないその人たちに
最も安価なエネルギー源である木を切るなとはとてもいえない。

ヒステリックに、木を切るなという環境保護の立場の人
「村人は無知だから木を切る」という人もいた。
そういう人の殆んどは、現状(現場)を知らずに論ずる人たち
実体験なく論ずる人のいうことを、私は基本的に信じない。

そこで出た結論は
物事ひとつでは解決しないということ。
森林を守るために、それに替わるエネルギーの開発も必要だし
エネルギー効率のいいかまども必要になる。
植林・森林管理という教育も必要だということ
もちろん家族計画の普及も必要になる。

環境思想のシリーズは興味深い記事
今朝の新聞にあったハンナ・アーレントの言葉と、何か通ずるような気がした。
人々の『愛』よりもむしろ『観念』―偉大さ、名誉、尊厳―に関わっている。(中略)
哀れみは、残酷さそのものよりも残酷になる(中略)。
鑑賞の際限のなさが限りのない暴力の本流の解放を助けた。(『革命について』から)
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by roman-tan | 2007-12-23 19:50 | 森林