アビシュカール

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ネパール語で「発見」

ダーウィンの悪夢(Darwin's Nightmare)

2006年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞候補映画「ダーウィンの悪夢」
アフリカ最大のビクトリア湖に放流された魚、ナイルパーチを巡る話

ビクトリア湖は約400種類の固有種が生息
かつては「ダーウィンの箱庭」と呼ばれるほどの「生物多様性の宝庫」であったが
漁獲量増加、外貨獲得輸出品としてのナイルパーチ放流でその生態系が崩れたという。
日本の給食、コンビニ弁当、ファミレスでも利用され、日本はお得意様
ナイルパーチ Lates niloticus
スーパーで「スズキ(ナイルパーチ)」と称して切り身で販売。「ビクトリア湖ナイルパーチ」として2001年、3月頃からは表示される。本物のスズキが減ってしまったのでナイルパーチが安価で出回っている
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映画予告がとてもセンセーショナルだったような気がする。
そのわりには、(作者の意図があるとしても)淡々としたドキュメンタリー映画だった。
ヒューマニズムとエコロジー」か「ヒューマニズムとエコノミー」か・・・
後味のあんまりいい映画ではなかったのは
ドキュメンタリーといいながら、全体像が見えにくかったからだろうか。

武器輸送がらみの輸出
「戦争があれば金になるのに……皆、戦争を望んでるはずさ」という台詞は
話題になった「丸山眞男をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」赤木智弘」に通ずるものがあるような気もする。

一番共感できた感想は、ダルエスサラーム便り~Darwin's Nightmare~
アフリカ人は被害者で、いつも援助を求めないといけない可哀相な客体なのか?自分たちの問題を解決する主体性は期待されないのか? 私がこの問題について議論したタンザニア人、ウガンダ人の知識人たちは「人種差別だ」という断定はしなかった。ヨーロッパから発信された、ヨーロッパ人の目のフィルターを通したアフリカ像を鵜呑みにしてはいけないと思う。これを「グローバリズム」とか「開発」や「自立」の問題にすり替えてはいけないと思う。それ以前の事実の解釈の問題なのだ。
まだアフリカには行ったことがないけれど
アフリカに限らず、報道によって事実の解釈はコントロールされることがあるなって思う。
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by roman-tan | 2008-01-03 14:56 | 映画とか・・