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ネパール語で「発見」

平成20年度鳥獣害対策関連農林水産予算

平成20年度の森林に関する(個人的な興味に関してだけ)予算を抜粋してみた。

国の政策目標「野生鳥獣による農林水産業被害の軽減」のもとに
平成20年度予算、鳥獣害防止総合対策事業28億円
①個体数調整、被害の防除、生息環境管理を総合的に実施できる鳥獣害防止総合対策事業(新規)を創設(要求額28億円)
②市町村等地域が主体的に対策に取り組めるよう、各地域で鳥獣害防止総合計画の策定を推進
③計画策定した地域に対し、捕獲対策等のソフト面の取組、防護柵の整備等のハード面の取組を一体的かつ強力に支援
野生鳥獣による農林水産業被害は、近年、全国で約200億円前後で高止まり状態
そのうち獣類が7割(イノシシ、シカ、サルの被害が獣類被害の約9割)鳥類が3割を占める。

未来に向けた「美しい森林づくり」の推進と国産材の復活
森林整備事業・治山事業3,347億円
政策目標
①2007年~2012年の6年間で330万haの間伐を実施し間伐の遅れを解消
②100年先を見据え、広葉樹林化、長伐期化、針広混交林化等多様な森林づくりを推進
京都議定書第1約束期間(2008年から2012年)における森林吸収目標1300万炭素トンの達成
補助金いっぱいだ。
美しい森林づくり推進国民運動の展開17億円
この項目での特徴は、事業実施主体が殆ど民間団体(企業、NPO、個人)ということ
啓発運動だろうから、当然金額も低い。

政策目標
①毎年55万ha、6年間で330万haの間伐により間伐対象森林の8割を「美しい森林」へ
②100年先を見据えた広葉樹林化等多様で美しい森林づくりを推進
花粉発生源対策プロジェクト32億円
スギ花粉患者が10%もいるらしい。
政策目標が
①首都圏等へのスギ花粉の飛散に強く影響を与えると推定されるスギ林について、少花粉スギ林等への転換を進め、10年間でおおむね5割減少
②少花粉スギ等の苗木の供給量を10年後(平成29年)にはおおむね1,000万本に増大(これまでの目標は、平成28年に100万本)
結局またスギを植林するんだ
森林資源利活用新産業創出対策24億円
政策目標
10年後に2,000億円規模のビジネスを創出
そんな儲け話になるのかい?
国産材の競争力の強化164億円
森林・林業・木材産業づくり交付金117億円
政策目標
①森林施業の集約化に取り組む森林組合の拡大、森林組合員所有森林面積の約4割(19年)→約8割(21年)
②木材供給・利用量を平成27年までに35%拡大、1,700万m3(16年) → 2,300万m3(27年)
治山事業1,328億円
政策目標
①周辺の森林の山地災害防止機能等が確保された
②集落数を平成20年度末までに4,000集落増加、約4万8千集落(15年度) → 約5万2千集落(20年度)

悪名高き緑資源機構については平成19年度限りで廃止
緑資源幹線林道事業については地方公共団体の補助事業として実施
水源林造成事業、特定中山間保全整備事業、農用地総合整備事業については
経過措置法人(森林総合研究所を予定)において実施
海外農業開発事業(ODA事業)については公募方式で実施

金額が大きすぎて、ピンとこないのだけれど
この予算を作った人たちは、現場のことをよく知っているのだろうか。
鳥獣被害が増えたのは、鳥獣たちが住みにくくなった環境によるもので
その環境の大きな部分が山林・森林であり、
そのための環境整備よりは、鳥獣退治と林業整備という感じがした。
美しい森林づくりとは
広葉樹林と針葉樹の割合をどれだけにしてくの?と突っ込みたくなる。

関連深いはずなのに・・・
下組織に行くほどきっちり分業化されて、何かしようとすると身動きがとれなくなりそう。
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by roman-tan | 2008-01-07 16:19 | シカ被害