アビシュカール

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ネパール語で「発見」

田中プラン

道路行政が問題になっているが
田中プラン
私も田中清一氏のお孫さんにお会いするまで
しかもこんな身近な所に資料が保存してあるとは、知らなかった。

田中プランというのは
日本に初めて高速自動車道を敷設した故田中清一のビジョン

          「国土開発中央自動車道 (東京-神戸間計画概要書)」
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道路は北海道の稚内から九州鹿児島に至る高原地帯を貫いて通る日本の幹線大道路を作る。これより表日本と裏日本の各地に連絡する道路を拡大整備する。その第一着手は最も資源が富み、かつ経済価値の高く、国家的に有利な東京-神戸間の本州縦貫中央道路とする。中央自動車道は
① 高速自動車道
重要経済中枢を最短距離、最短時間で連絡。京浜、中京、京阪神を最短距離、最短時間で連絡するためには、この3地区間のほぼ直線コースに沿って開設
② 開発道路
大経済中枢の中間地帯を形成している中部山地地帯の開発。開発道路即高速自動車道としてここを貫通すべきもの
③ 幹線路線

構想を具体化するため、自費でジープを購入し、息子を従え全国を自分の足で調査。それを元に寝る間も惜しんで造った資料で高速道路の必要性を説きつづけた。「田中プラン」と名付けられた大胆で建設的な構想はGHQに賞賛され、日本の20万分の1の石膏製立体模型を作り、プランをみなに説明するよう命じられた。田中は昭和24年9月から10月に各地で開かれたGHQ主催の「国土計画展覧会」で天皇皇后両陛下や吉田総理大臣に国土の有効活用と高速道路の必要性について熱心に解説した。出典:財団法人 田中研究所
HPには、当時の詳しい調査結果や状況が示されていて
戦後復興に賭けた心意気が伝わってきそう。
当時はきっと、道路建設が国民の共通目的であったはず
それがいつの頃からか、狂い始めてきたのだろうか。

色々なタイプの公益法人
戦争直後は質屋も公益法人だったそうだ。
国そのものが貧しくて、質屋は国民にとってなくてはならないものだったからだ。

公益法人制度改革により貴重な歴史的資料が空中分解しないように
その方法を模索する小さな「財団法人」
NPO法人化も選択肢の一つではある。
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by roman-tan | 2008-03-28 15:18 | 公共交通