アビシュカール

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ネパール語で「発見」

共食(きょうしょく)

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共食とは
神への供え物を皆で食べることによって、神と人、又は、人と人、との結合を強めようとする儀礼的な食事のこと

葬儀の後の祓い膳や法事の食事は
死者の魂も交えて、近親者が共食するというきわめて神聖なもの。
もちろん食事内容は異なるけれど
この慣習はヒマラヤの祖霊信仰にもある。
火葬場でも食べ物がでてくる。
あれも、きっと煙になっていく故人との「共食」なんだと思う。

人と一緒に何かを食べることができない、という人がいる。
食事はおろか、お菓子もお持ち帰りになってしまうらしい。
明るくて、素直で真面目で、そんな話を聞くまで想像もつかないタイプで
どうしてなんだろう、と考えをめぐらしてみた。
「食べるということ」には本能的理由意外に
色々な意味合いがあるので、考えすぎると神経質になるのかもしれない。
なにかのきっかけが必要な気がする。


ヒンズー教では、異カーストと同席では食事はしない。
「食べる」ことに対して、神経質なほど儀礼的だ。
さまざまなきまりがあって、「食べること」そのものを儀式と捉えているようだ。
日本にも、「食べること」に関するきまりごとは多くあったはずで
あくまで「食べること」を大切にする。

ジャンク・フードのアメリカでは
ジャンクを使いながらの手料理で、気軽に食事を招きあうのには驚いた。
簡単なフツーの手料理(日本人だとどうしても気張って料理してしまうけど)を振舞う。
食に対しての気取りがない点は、気軽でいい。
「食」そのものより、「コミュニケーション」重視だからだと思う。

共食(きょうしょく)の本来の意味は食文化ということで
食育で、安易な孤食⇔共食の構図にはちょっと抵抗がある。
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by roman-tan | 2008-06-06 21:11 | 発見