アビシュカール

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ネパール語で「発見」

山繭(ヤママユ)

別々に聞いた話が繋がることというのは時々ある。

届いた写真は
夏だというのに、葉をつけていないクヌギの木
鹿と山繭蛾(ヤママユガ)の幼虫に食べ尽くされたらしい。

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クヌギはブナ科コナラ属の落葉樹。新緑・紅葉が美しい。カブトムシやクワガタなどの甲虫類やチョウ、オオスズメバチなどの昆虫が樹液を求めて集まる。ウラナミアカシジミという蝶の幼虫はクヌギの若葉を食べて成長する。またクヌギは、ヤママユガ、クスサン、オオミズアオのような、ヤママユガ科の幼虫の食樹のひとつでもある。

クヌギは伊豆市の市の木である。
山繭を復活させようという話を、確か何ヶ月前にべつの伊豆市の方から出ていた。
養蚕は、製糸や織物技術とともに中国大陸から伝来し
屋内で蚕を飼う家蚕のことさす。
家蚕(かさん)は家の中で桑の葉を餌に飼うもので
天蚕(てんさん)は野蚕(やさん)の一種で山繭とも呼ばれ、日本を原産とする。
屋外に生えているクヌギなどの木の葉に直接蚕を付けて飼う。
天蚕糸などの野蚕糸は優美な淡緑色の光沢を放ち強伸性に富み
「繊維の女王」、「織物のダイヤモンド」と称される。
又、親から孫の代まで3代に渡り着られる事から“天蚕三代”といわれる。
農村の村おこしとして1980年代から各地で山繭への関心が高まるが
飼育法や繰糸法などでなお技術的に不明な点が多いらしい。
参考:家蚕や野蚕の蚕種天蚕(山繭

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地元で織られた山繭の着物をお持ちということで
ぜひ見てみたいもの(かなり高価らしい)。
萌黄色の繭そのままの色→


シカの被害と山繭の話は同じ地域
色々なことがバランスよく行われていた昔と違って
現在は、人も自然もすぐにバランスを崩して調子が悪くなる。
クヌギの写真を見ていて、山繭の話を思い出した。

情報社会といいながら
どこでも、コミュニケーションがなかなか難しい。
チャンネルが多すぎるのかもしれない。
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by roman-tan | 2008-08-18 12:09 | 森林