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ネパール語で「発見」

任意団体の会計

任意団体の会計処理について、最近ちょっと気になる。
法人税法上では任意団体(税法では「人格のない社団等」といいます)も法人とみなすという規定がある(法人税法第3条)


任意団体も収益事業があれば課税され、消費税法上も同じ扱いになるという。
NPO法人は法人として登記されているので
当然税務署との関係がうまれるし
毎年所轄庁へ決算報告や事業報告の義務がある。

しかし、実際のところ任意団体がどれだけ申告しているのだろうか。
仲間内の少人数のものなら問題もないだろうけど
人数が多くなったり、扱う金額が大きい団体もある。
補助金や委託事業がある場合は、報告事務のあることも多いので
それなりに会計処理をやったとしても、税申告まではどうなのか。
とてつもない金額の寄付収入があった場合は
任意団体でも、公表の義務はあるはず。

先日会計士さんに伺ってみたら
税務署も担当者によって全く対応が異なるし
その会計士さんは地域の任意団体を扱ったことがないというから
おそらくほとんどの任意団体は、法人という意識はないと思う。

任意団体は、NPO法人と違って情報公開の義務はない。
現に、決算書の公開を求めて断られたというケースも最近あった。
また、数年前には市内で町内会のお金を着服していた事件もあった。
任意団体からNPO法人にする場合は、寄付という形で財産を移行するので
任意団体の会計もしっかりしておかないといけない。

NPO法人でもいい加減な団体もあるけれど
お金のことがきちんとできていない団体は信用できない。
by roman-tan | 2008-09-08 14:06 | NPO法人

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