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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

事務局の役割

「NPOの運営における事務局の役割」の講座があった。
この師走の平日に
丸一日、講座に出席するのはどんな人たちなんだろうか。
変な好奇心で臨んでみた。
NPOや教養講座を渡り歩く人たちが結構いるらしい。
実際に何かをしているわけでもなさそう。
有閑マダムや高齢者でなけりゃ、シリーズ物の講座への出席は難しいのに
最近は、あちこちで似たような講座がある。
講座オタクなのか、講座プロか。
税金使ってこういう講座をやる必要あるのだろうかと思ったけれど
担当者は、もう来年の計画に頭をひねっている。
個人的には、NPOの事務局、事務局長の役割は興味があったけど
事務局長の本領を披露できるタイプのNPO事例ではなかったような気もする。

理事長が法人のトップではあるけれど
実務を担う事務局長の存在は大きい。
事務局長の能力とキャラクターで、その団体のかなりの部分は決まる。
といって、事務局長の権限が増大しすぎて裏目に出ると崩壊する。
理事会との調整による組織運営も重要になる。
両方がないとうまくいかないのかな、というのが経験からの結論。

ずっと昔関わっていた団体には、優秀な人材が多かった。
一緒にいるだけで、ドキドキしてしまうような方々。
でも、今よりもっと市民団体の経済基盤が弱く食べていけない。
結局、その優秀な方々は現在大企業の役員であったり、社会の第一線で活躍している。
優秀な人は、結局どこでも活躍できるのだと思った。
また、第一線で活躍しながら団体を支援し続けるのをみて
そういう間接的な関わり方も重要なのかもしれないと思った。
今でいうワークバランスということだろうか。


経験主義なので
経験を伴わないでこういう講座を受けて、どうなのかなと疑問に思う。
理詰めで学ばないといけないモノと、経験で身につけないといけない部分
両方持たないと、情動的に物事を進めがちになる。
最終ゴールはかなり抽象的なものなのかもしれないけど
それに至るための手段・プロセスはクールでいたいなと思う。


今年もあと10日あまり・・・信じられない。

事務局の役割_f0077807_2292480.jpg

              
by roman-tan | 2008-12-19 22:12 | NPO法人

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