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ネパール語で「発見」

カテゴリ:指定管理者制度( 59 )

NPOと公共サービス

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報告書「2006年度NPO自立のための人材養成事業
(NPOと公共サービス研究会、NPO事業サポートセンター発行)を送ってもらった。

指定管理者制度の話が多く、ざっと読んで面白い部分
社協は90%以上行政ですが、民間といってます。ところが介護保険で同じことをしても、社協は免税なんです。NPOは民間事業者として税の対象になります。
公共サービスの調査を行った時
社協だけはなかなか詳しく入り込めない団体だった(ガードが固くて・・・)。
脅威なる世界だと思った「社協」なるもの。
2006年10月に北海道立市民活動促進センターの指定管理者を公募したが、応募した団体は、北海道の外郭団体である(財)北海道地域活動振興協会とNPO法人北海道NPOサポートセンターだった。選定委員会で、NPOが予想外に高得点をあげてしまった。難癖をつけて、NPOのほうが0.35点上回っていたにもかかわらず、財団が指定管理者となった。当然、NPOは知事に対し異議を申し立てた。が、そうこうしているうちに、財団の理事長が別件の偽系入札妨害事件で逮捕されてしまった。結局、NPOが指定管理者となった。行政は全くNPOを想定してなかったので、様々な対応にあわてたらしい。
笑い話みたいなホントの話。
形だけ公募、というのはよく聞く話だけど・・・・
熊本市は、指定管理者の公募の際、人件費の積算に当たっての基準を明記している。市として相応の人件費を指定管理料として出そうという姿勢をとっている。広島市の場合、労働法、障害者雇用率、男女共同参画に対する取り組みを配慮している。この2市の取り組みは、指定管理者制度の導入に対し、社会的価値に配慮し劣悪な労働条件や障害者や女性労働者の処遇を少しでも改善しようという試みであり評価できる。
問題多い指定管理者制度
独自の取り組みで、改善を目指す自治体もあるようだ。
こうなると、市の意識(首長か、担当課か、議会か、市民の意識?・・・)の問題になる。

じっくり読んでみよう。
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by roman-tan | 2007-06-06 20:45 | 指定管理者制度

交流プラザ

この街に、また素敵な箱物ができる。
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交流プラザ
基本コンセプトは、
「市民が主体的にコミュニティ活動や文化活動などに取り組み
世代を超えた交流を楽しめる、中心市街地に集う人々が気軽に立ち寄りたくなる拠点」

交流プラザは、交流センター、図書館、国際交流ラウンジ、公園等の施設を含む。
交流センターや公園、駐車場の運営・維持管理は指定管理者
センターの施設は
            規模        仕様等
多目的ホール  430 ㎡ 可動400席
第1会議室   155㎡ 90人 展示室としても利用可能
第2会議室    72㎡ 30人 第2・3会議室合わせた一体利用も可能
第3会議室    77㎡ 36人
第4会議室    53㎡ 20人
第5会議室    33㎡  8人
練習室3室     防音機能を備える
控室3室      
ギャラリー   約100㎡    オープンスペース

図書館や国際交流ラウンジは、これまで通り市の運営となる(維持管理は指定管理者)。
新しくした図書館、移転する国際交流ラウンジに、この地域の公民館機能も加わる。
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交流センターの目的は
市民にコミュニティ活動や地域で行う文化活動等の場を提供し
市民の交流を促進するとともに、地域の振興に資すること
既に指定管理者で運営・維持管理されている市民活動センターの目的は
市民の自主的で公益的な活動(以下「市民活動」)を促進すること仕様書より)。
この区別、わかるような、わからないような・・・
この2つの公募仕様書を比較すると、意外とおもしろい。
交流センターの運営業務仕様書には
市民活動センター仕様書にはない事項が追加されている。

モニタリング等に関する事項
市は、指定管理者が作成した報告書等に基づき、定期的に、又は随時にモニタリングを行う。モニタリングの結果、運営業務仕様書、維持管理業務仕様書及び指定管理者が提出する事業計画書に定められた業務が遂行されていないことが判明した場合には、指定管理料の減額を行うことがある。また、是正勧告を行い、改善が見られない場合、指定を取り消すことがある。
利用者満足度調査に関すること
施設利用者の満足度を把握するため、適宜利用者に対しモニタリングを実施してもらう。なお、モニタリングの結果は、市の広報等で公表することがある。
モニタリング方法については曖昧極まりないし
本当にやるのかなあ~と疑わしいものだけど
盛り込んであるということだけは評価できる。
空箱センターの教訓が活かされているのだろうか。

微々たる交際費なんぞに神経をとがらせるより
箱物たちの有効利用に対して真剣に取りくんでほしいな。
下手をすると、こっちの方がよっぽど税金の無駄遣いになりそう。
                                        * ホオズキとトマト
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by roman-tan | 2007-05-16 21:53 | 指定管理者制度
指定管理者制度について、あれこれ意見をした館長が解任されたという記事

北九州市:小倉城・おひざ元の乱 突然「庭園」館長を解任 指定管理者制度を巡り対立
(毎日新聞 2007年4月29日 西部朝刊)
江戸時代の大名屋敷を再現した北九州市小倉北区の市立小倉城庭園で、98年の開園時から館長を務めていた山本紀一氏(65)が3月末、市から突然「解任」されていたことが分かった。施設の指定管理者を巡り苦言を呈したことが背景にあるとみられる。事情を知った北橋健治市長が山本氏に謝罪したが、復職を求める署名活動が始まるなど小倉城のおひざ元は揺れている。【千代崎聖史】
04年の指定管理者制度導入で、身分は館長から「市参与」に変わったが、当時の市総務観光部長からは「役割は変わらない。対外的には館長を名乗っていい」と説明を受けたという。施設の指定管理者は地場の百貨店・井筒屋から昨年4月、北九州まちづくり応援団株式会社(小倉北区)に移行している。山本氏が「解任」を言い渡されたのは3月30日。市の末松茂・総務観光部長と宇佐美健次・観光課長が庭園を訪れ「(委嘱期間1年の)任期満了なので来年度は更新しない」と通告し「指定管理者についていろいろ言い過ぎる」などと理由を話したという。指定管理者制度を巡っては「文化施設の管理などにはなじまない」というのが山本氏の持論。2月に市に提出した文書では、制度導入後に事務長が4人も変わった点などを挙げ「業務に支障が出てノウハウ蓄積もできない」と指摘。市に改善指導と正式な館長職復活を求めていた
行き過ぎたコスト削減が「管理運営の質を落とす」と指摘したにすぎない。
役所は批判されるのは嫌いだろうけど
こんな形の報復をしたら、恥をかくのは自分たちなのに。

こういうトンデモナイことがどんどんあって、みんなの物笑いになり
行政(だけじゃないけど)の作った馬鹿げたシステムは、改善されていくべきだと思う。
組織の中での不正や不祥事をナイナイにしたり、見てみぬ振りをしていると
水はどんどん澱んでいく。


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最近のタンポポの綿毛
やたらに長い!
30センチくらいもある。
まるで、綿毛林のようになっている。

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by roman-tan | 2007-05-10 23:26 | 指定管理者制度
来年5月オープンを目指した,市の産業交流場展示場の指定管理者の公募

立派な箱物がまたひとつ、いったい何ができるのかと思いきや
○○メッセというよくあるイベント会場らしい・・・
今さら・・・出遅れてるよ、という気がしないでもない。

指定管理者の募集要項・運営管理基準・事業計画に関する参考資料は
読んでみるとなかなか興味深い。
特に、市側が調査した事業計画に関する参考資料は面白い。
イベント実施計画(資料本文p9)の参考としてあるのが
低価格日用衣料品フェスティバル漫画関連フェスティバル
大手家電フェスティバル(今はどこでも安いよ)、質流れフェスティバルなど
展示販売企画が主である(プロレスもあるよ)。
市主催のイベントや、地場産業は計3件のみ。
指定管理者は、これを参考にして事業計画を作れということだろうが
隣市にも同様な施設があるので、それとの競合なども考慮している。
けれど昨今、を求めての移動を人は苦にしないから
競合相手は県庁所在地・東京も範疇に入れた方がいいと思うけど・・・

で、この施設
そんな程度のイベントを想定して、税金使ってわざわざ作ったわけ?
そんなに必要としていたものなのか怪しいよね、と私の周りでも噂している。

何できるの?と知らない市民は多い。
何の施設にしても、完成してからしばらくしないと浸透しない。
市民活動センターだって、まだ知らない人が多い。
作ることより、市民に利用させる努力の方がたいへんだ。
がらんとした建物が、またひとつ市内名所とならなければいいけれど・・・

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それに404台の車が駐車可能だとか
周辺道路、また渋滞しそうで憂鬱だ。


           庭に植えたマコモが大きくなった。                 
           お盆で使えるくらい育つかな。




                   
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by roman-tan | 2007-04-25 21:31 | 指定管理者制度
豊かなこの街では
新しい施設が次々と建設され、それらが指定管理者制度で運営されるそうだ。
図書館の指定管理者制度導入は、サービス低下を恐れた反対署名運動につながり
結局、しばらくは市立図書館として存続することが決定された。
指定管理者に対するモニタリング・評価をどうするのか、何も決められていない状況で
利用者がサービス低下を心配するのは当然なことだ。
それ以前に、「指定管理者制度とは?」と思っている人も多い。

「指定管理者制度」とは? 2003 年9月施行地方自治法の一部改正により
公の施設(文化施設、福祉施設、スポーツ施設や公営住宅等)管理が、これまでの
①地方公共団体が2分の1以上の出資法人(管理のための財団法人や社団法人等)
②土地改良区などの公共団体、
③農協、生協、自治体などの公共的団体が「受託管理者」
「管理委託制度」を廃止し、「指定管理者制度」に移行した。
指定管理者制度、管理運営委託及び業務委託の違いについて(比較がわかりやすい)

指定管理者制度により
①公の施設が市民により使いやすいものになること
②管理費用が低廉となること
③市民活動が盛んになること、つまりNPO等にビジネスチャンスが広がるなどが期待されている。

身近な具体例をあげると市民活動センターがある。
この街は、市民誰もが利用できる公民館が充実しているので、
利用者が限定され、公民館以上のサービスが提供できないセンターの利用者は少ない。
センター仕様書は市のHPから閲覧可能で、センターの特徴すべき業務を一部抜粋すると
市民活動に関する情報の収集及び提供
・利用団体のパンフレット・ポスター等の掲示スペースの提供と管理
・助成金等各種情報の提供
・市民活動団体の情報の収集及び提供
市民活動に関する助言及び援助
・窓口及び電話等による市民活動に関する相談への対応
・市民活動団体の設立・運営に関する助言及び援助
市民活動に関する広報等
・センターホームページの作成及び維持・管理(指定期間終了後、ホームページ著作権等は富士市に帰属する)
・センター情報誌の発行及び配付(3カ月に1回200部以上を発行送付すると共に登録者に対してメールによる配信を行う)
・市民活動啓発イベントの開催(年間に1回以上開催、但し1年目はオープンイベントを行う)
・コミュニティFMや新聞等の報道媒体に対する市民活動情報の提供
3年間の指定管理料予定額
 (消費税及び地方消費税を含む)34,845,000円
             ただし、平成17年度予算額  5,707,000円
                  平成18年度予定額 11,655,000円
                  平成19年度予定額 11,655,000円
                  平成20年度予定額  5,828,000円
この金額は、仕様書に書かれた業務を実施するのに不充分な金額といわれる。
公民館に市職員が2~3名いることを考えると(人件費もまかなえない)想像しやすいが
といって「財源不足で十分な仕事ができない」が通るのだろうか。

既述した地方自治法以外、センター指定管理者が遵守すべき法令は
   公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例
   解説付き
   市民活動センター条例
   市民活動センター条例施行規則
   個人情報保護条例
   情報公開条例(市の施設である限り情報公開請求可)
   行政手続条例(不満があった時、市民が「ちょっと待って」というためのもの)


指定管理者に対する評価基準もないので
市民活動センターの仕事ぶりについて、市民は知らない(あることも知らないかもしれない)。
民間委託も進み、公共サービスの提供者は行政から民間事業者やNPO等に移行する。
サービス低下や不正に対するチェック・モニタリング・評価⇒改善は常に必要なはずだ。
第三者評価システム、すでに実施している自治体もある。
      台東区指定管理者施設管理評価報告書 平成18年度版
指定管理者のモニタリング・評価、9割が「必要性感じる」と回答(みずほ情報総研)



せっかくの市民活動センター、もっと使いやすくしないと(はやりの)もったいない!
どうにかしてください、という声を集めないと真剣には受け止めてもらえない。
まずは、多くの人に情報提供して、現状を知ってもらわないと・・・・
無用の長物」にならないためにも
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by roman-tan | 2007-03-13 12:40 | 指定管理者制度

図書館の指定管理者制度

公共サービス民営化のひとつとして
図書館の指定管理者制度の導入が、この街でも検討されていた。
その話が一般に、充分広がる前に「図書館を考える会」は発足し
指定管理者導入反対の署名運動が始まり、22,861名もの署名は直営陳情をした。
その結果
「当分の間は直営を継続し、状況に応じて指定管理者制度の導入を検討する」
また、4段階の方向性のうち「直営」に近い方向性という結果が出されたそうだ。

知り合いに頼まれて、私も署名をした。
しかし2年前、「市民が求める公共サービスに関する調査研究報告書」で
図書館に関しては、NPOなどへの民間委託は進めるべきだと書いた。
NPOによる図書館業務委託は全国で7事例、成功例もある。
経費軽減、サービス向上のために民間委託は推進すべきだが
現在の指定管理者制度では、サービスは低下するだけだと思う。
制度そのものに問題点も多いし、受け皿の存在が疑問だ。
全国の指定管理者求人コーナーなどというのもある)

この街の中央図書館は使いやすさで有名だ。
他県に住む友人も見学に来たくらいだ。
直営といっても、現在窓口サービスは殆どが嘱託職員が担っている。

民営化というと、職員組合は感情的に反対をする。
また「図書館を考える会」も、というより署名した人も
指定管理者制度が何たるか、よくわからないで反対しているようにみえた。
図書館に対し、そんなに多くの熱心な人々がいるなら
その人たちが運営管理する方が
直営より、よっぽどいい図書館になるような気もするけど・・・
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by roman-tan | 2006-12-03 21:29 | 指定管理者制度

中間支援組織

私が関るNPO法人は、市民活動センターで中間支援をしているが
もともとの事業も抱えており、私はこちらの方に所属する。

中間支援に関しては、
NPO設立相談を頼まれた時に、ボランティアとして行なうが
もともとの事業に追われてしまう時はできない。
登録団体で構成される
運営会議や経営会議が定期的に開かれているそうだが
どのように機能しているのかはわからない。

有給スタッフが存在し
NPOとは別の運営・経営がされている。

中間組織としての評判は、あまりよくないようだ。
建物は立派だけれど
ソフト面でどんな支援をしているのか。
市民活動センターがあることすら知らない市民が、きっと多いと思う。
オープンして1年経とうとしている。
もう言い訳はできない・・・
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by roman-tan | 2006-10-18 19:28 | 指定管理者制度

市民活動センター

市民活動などちっとも理解せずに
市民活動センターだけは立派に作り
NPOに安く下請けさせて
利用者が少ないと、やり方が悪いという。
行政は、功績はほしがり、失敗は人のせいにする。

この街には、立派な箱物がたくさんある。
また、何か作る予定があるそうだ。
改革は、トップダウンでなければできない。
計画ばかり、箱物ばかり作って
市長も公約を果たしたと思うのだろうか。
時代錯誤もはなはだしい。

人を育てるなどのソフト面には
全くお金をかけない。
「文化の香のない街」といわれる所以。

組織は、その長たるもの以上にはなれないという。
市も、市長以上にはなれないのだろうか。
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by roman-tan | 2006-03-27 12:58 | 指定管理者制度

指定管理者制度

市民活動センター、中間支援施設がオープンして半年足らず
昨日の日曜日、そこで一日作業をした。
私以外の一般利用者は、1人しかなかった。

指定管理者制度で、NPOが運営・管理している施設だ。
行政が、安くNPOに下請けに出している。
指定管理者制度の悪い典型にみえた。

期待される行政ではできない独創的なプログラム
でも、委託料のあまりの低さに、それも難しい。
単に、経費節減のための指定管理者制度にすぎない。
行政側の正しい認識とスタンスも必要だし
NPO側も、事業型を目指しながらも自分たちのミッションを守る必要がある。
魂まで売らないよう願うばかりだ。
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by roman-tan | 2006-03-20 07:21 | 指定管理者制度