アビシュカール

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ネパール語で「発見」

カテゴリ:森林( 62 )

「環境思想」で考える第4回『もののけ姫とナウシカの問い』(日経エコロジー)
「環境思想」は
現実に深刻化する環境問題が,視点によって全く異なったものになることがある。環境思想という「観念」の世界で捉えること。
エコロジーかヒューマニズムか。
極限に至ったときに,ヒューマニズムとエコロジーは対立する。
そのときにどうするのか?
人間の生存のために一か八か環境を変えようとするのか
それとも周囲の環境に任せておくのか?
こんな葛藤にも近い疑問を感じたことがあった。

人口増加が進み、生きるための食事を作るためのエネルギーとして薪が必要であり
そのために木を切らなくてはいけない。
森林はどんどん破壊されていくけれど、村人は決して暖のために木を切るわけでなく
食べるための最低限のエネルギーを、薪から得るしかなかった。
現金収入など殆んどないその人たちに
最も安価なエネルギー源である木を切るなとはとてもいえない。

ヒステリックに、木を切るなという環境保護の立場の人
「村人は無知だから木を切る」という人もいた。
そういう人の殆んどは、現状(現場)を知らずに論ずる人たち
実体験なく論ずる人のいうことを、私は基本的に信じない。

そこで出た結論は
物事ひとつでは解決しないということ。
森林を守るために、それに替わるエネルギーの開発も必要だし
エネルギー効率のいいかまども必要になる。
植林・森林管理という教育も必要だということ
もちろん家族計画の普及も必要になる。

環境思想のシリーズは興味深い記事
今朝の新聞にあったハンナ・アーレントの言葉と、何か通ずるような気がした。
人々の『愛』よりもむしろ『観念』―偉大さ、名誉、尊厳―に関わっている。(中略)
哀れみは、残酷さそのものよりも残酷になる(中略)。
鑑賞の際限のなさが限りのない暴力の本流の解放を助けた。(『革命について』から)
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by roman-tan | 2007-12-23 19:50 | 森林

愛鷹連峰

お気に入りの裏山たち
愛鷹連峰、特に冬の景色は毎日美しい。

裾野市・沼津市・富士市・長泉町の3市1町にかかる周囲約60kmの山々で
越前岳(えちぜんだけ・1504m)
位牌岳(いはいだけ・1475m)
袴腰岳(はかまごしだけ・1248m)
愛鷹山(あしたかやま・1187m)
大岳(おおたけ・1260m)
呼子岳(よびこだけ・1313m)
鋸岳(のこぎりだけ・1296m)からなる山の総称

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愛鷹山は最高峰でないが連峰の代表名
山頂に愛鷹明神を祀る桃沢神社がある。
愛鷹山は約40万年前に噴火し、10万年前に活動が終息したといわれる。

縁起のよい初夢『一富士、二鷹、三なすび』の鷹は
愛鷹山を指すそうな・・・

越前山には3月、雪が残る中登った。
頂上からは、自分が住んでいる地域と海岸線がはっきりと見えて
なぜかちょっと感激した。

愛鷹山は数年前の元旦に登った。
頂上の桃沢神社では甘酒、焚き火、人の和でのどか風景
ただこの山、頂上までの道のりの景色があまりよくない。

あとの山はまだ登ったことがない。
鋸岳はあまり高くはないけれど、遭難者が出たこともある危険な山

あと五山、やっぱり登ってみたい。
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by roman-tan | 2007-12-17 17:36 | 森林

自然エネルギー

ライフログにも載せている本
「自然エネルギーが地域を変えるーまちづくりの新しい風」は
フリーライターの友人が書いた本
大手出版社勤務後フリーとなり、筆一本で生きている。
好きな友人、頑張る女性の一人だ。
取材のためには、どんな所でも出かける。
とんでもない所から絵葉書が届いて、ビックリ仰天なんてのもよくある。

太陽光、風力、バイオマス、水力等の自然エネルギー、代替エネルギー
それらの必要性や有効性は、便利な生活にどっぷり浸かっていると理解しにくいけれど
ちょっと想像力を働かせるか、アウトドアで非日常的な経験をしてみればすぐ理解できる。

私の街でもペーパースレッジ(製紙かす)を利用するバイオマス研究会が設立される。
排水を使った小水力発電も行なう工場もあって、なかなかいい傾向みたいだ。

今回特に注目したかった超小型水力
熱心な人々は至る所で勉強会などを開いているようだが
とても地味な作業なので、脚光を浴びることもあまりない。
でも、山が多くて水が豊かな日本では昔から超小型の水力利用は盛んだった。
現在の消費生活を、水力で賄うことなど到底できるはずはないけれど
適正技術とか、持続可能とか、そんなことを考えないと
(子供の?地球の?)未来が思い描けない状況のような気がする。


f0077807_20364464.jpg森林→水→エネルギー
別の話題のようでいて、それぞれはとても関係が深い。
ネパールでの自然エネルギー利用は、この構図がとても理解しやすいのだけれど
自然エネルギー利用も含めて、まだそれほど一般的でないようだ。
計画の宣伝をどうしようかな、と思案中なんだけど・・・


   そうだ、サンタに頼むか・・・・
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by roman-tan | 2007-12-12 20:40 | 森林

森林づくり県民税

荒廃した森林を再生し
災害防止や水源のかん養などの「森の力」を回復するための事業を行うため
「森林づくり県民税」が平成18年4月1日から導入されている。

森林づくり県民税は1人年間400円で、法人を含むと8億4千万円程度の税収で
その使途は、主に緊急整備の必要な森林が対象となる。
10年計画で、19年度末で約2割の進捗状況
県側は、雇用促進にもつながり着実に森林は回復しているという。

実際にはこのお金、台風被害等を含む林道整備などに使われることが多く
森林をよく知る人々は、県のように楽観的ではない。さらに
森の力再生事業とシカの食害対策(特定鳥獣保護管理計画)はまったく噛み合わず
あまり効果的ではないそうだ。
つまり、シカ被害による森林被害は大きいのに
森林の力再生事業とシカ食害対策の連携が取れていないということだ。

シカ1頭捕獲に対し、県から5000円が支払われる。
それぞれの固体に対し、歯付の下顎と生殖器をセットで県へ提出する義務があり
県はそれを検査し、シカの年齢を特定し地区におけるシカ分布図を作成する。
長年、鳥獣保護地区は調査も管理もされないただの禁猟区であった。
雌シカの捕獲が禁止されたのも手伝って、シカ数は急増した。
森林が健康なら、シカの餌を充分供給することが可能だが
人工林が整備されず、不健康な森林に化していったため餌ができない。
そのためにシカの食害がひどくなっていった。
3年前からは、雌シカの捕獲も許可されるようになった。

シカ捕獲後の処分は2時間以内が勝負だそうだ。
自己体温で腐敗が始まってしまうからだ。
シカ肉、シカ皮(昔は印伝で人気があった)の流通システムも必要だという。

森の力再生事業とシカ退治
行政の縦割り事業の弊害なのか
まだうまく連携が取れていないのを、歯がゆく思うのは森をよく知る人々

この状況は、広く日本で見られる現象らしい。
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by roman-tan | 2007-12-06 20:27 | 森林

遊漁船

釣りのことはまったく知らないので
「遊漁船」という言葉も、どんな漢字を書くのだろうかと思っていた。

森林の話を聞きたくて、今日もわざわざ来ていただいた方は
遊漁船を何隻か保有し(県下で一番だとか)、それが本職ということだ。
早速、聞いた船の名前を検索してみた。

「瀕死の森林をどうにかしなくては」と活動を開始し
精力的に森林の現状をまとめ、県や市に訴えている。
船に乗りながら、地区猟友会のトップでもある。
水の源である森林は、全てを司る。
生き物の住まなくなってしまった川、最後は海までも脅かす。
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遊漁船のHPを見つけて、「すごい~」と驚いていたら
今日の打ち合わせについて、質問の電話があった。
本当に熱心で、勉強家で、静かに淡々と熱い思いを語る口調
海の男だったんだ(まだ船にも乗る現役だけど)~
多くの資料をお預かりした。
これを読んで、これから一緒に資料を作成していく予定だ。
ずっと扱ってみたいテーマだった。

船にもお邪魔をしてみたいと思うけど
釣るよりも、食べて温泉の方がいいな。
HPに載ってる
「マダイ絶好調!」とか「巨大ヤリイカ今が旬!」
おいしそうだこと!
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by roman-tan | 2007-12-04 20:16 | 森林
只見町布沢地区が受賞 ブナ林守った高齢者の集落 /福島(11月15日 毎日新聞より以下引用)
伐採中止求め署名活動
 ブナ原生林の保全に取り組んできた只見町布沢地区が、優れた自然保護活動に贈られる米国の「シーコロジー賞」を受賞した。高齢化率50%を超える60世帯の小集落だが、伐採中止を求める地域ぐるみの署名活動などが高く評価された。米サンフランシスコで先月開かれた授賞式では、同地区の区長で元町助役、刈屋晃吉さん(64が、住民代表で記念品と賞金1万ドルを受け取った。
 布沢地区は土地の99%を山林が占め、戦後まもなく線路の枕木の需要が高まると、ナラやブナなど広葉樹林(国有林)の伐採が始まった。チェーンソーの普及後は、多い年でブナ林40ヘクタールが姿を消したという。「このままでは間違いなく災害が起きる」と、町職員だった刈屋さんが危機感を募らせ、1965年に伐採阻止運動を開始。69年8月の大洪水で9人が犠牲になると、ブナの治水機能が見直され、住民一体となった署名活動に発展した。40年近い地道な活動の結果、林野庁が03年、同地区を含む大滝沢流域の国有林約940ヘクタールを全面的に伐採禁止とし「郷土の森」に指定。06年には奥会津の計約8万3600ヘクタールを「森林生態系保護地域」に指定する方針を決めるなど、森林保全は一地区を超えた。80年代は森林散策や農業体験の「グリーンツーリズム」を導入。廃校となった木造校舎を宿泊施設に改築し、都市部の住民と交流を始めた。今年度だけで宿泊客は800人を超え、原生林の魅力を広く伝えている。
 今回、自然保護財団「シーコロジー」(本部・米国)が布沢地区の一連の活動を評価し、世界十数カ国の団体の中から授賞を決めた。「シーコロジー賞」は過去に、インドネシアのウミガメ保護や、インドのマングローブ保全の活動団体などに贈られている。同地区では、今回の賞金を自然保護と町おこしの基金に活用するという。刈屋さんは「住民は大きな自信を持った。受賞を機に、ブナ林や山村の良さをもっと多くの人に発信し、布沢を自然を生かした活気あふれる街にしたい」と笑顔で話した。
国の政策に40年あまりも反対してきたせいか
このニュースはあまり大きくは取り上げられないみたいだけれど
地域の森林を守ろうとしたすごい行為だったと思う。

ところで、このSEACOLOGY(自然保護財団「シーコロジー」)(日本語版)は
地球上の島々の環境や文化の保存を唯一の目的とした、世界で初めての非営利、非政府の団体。北極圏から南太平洋まで、島の生態系や文化を維持してゆく上で助けとなるような事業を実施している。
日本も島国であるから
当然この団体の活動対象にもなりえる。

ブナ林を守った村というのも驚いたけれど
この団体の事業報告書も興味深い。

2005年報告書(13ページでは、寄付収入が約66.4%、補助金等約28.1%、収入合計約140万ドル
2006年報告書(12ページでは、寄付収入約65.1%、補助金等約24.6%、収入合計約138万ドル
事業内容にもよるだろうが、寄付の占める割合が多い点が
日本とは決定的に異なる点だ。
寄付も、遺産寄付や金額も異なる(寄付者の一覧もある)。
シーコロジー(SEACOLOGY)は、米国501(c)3の資格をもつ税控除の団体

本拠地は西海岸のBerkeley(バークレイ)にあるけど
UCBerkeleyとは直接関わりがないみたい。
こういう団体は本当にたくさんあるけど
寄付が集まっちゃうからすごいなと思う。
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by roman-tan | 2007-11-19 14:19 | 森林

緑の砂漠

「緑に見えても不健康な森林」という森林の話

ECO JAPAN記事「木を切らないことが、森を”破壊”する?!」(11月6日
日本の森林を破壊した3つの政策
①1950年代に制定された電源開発法。山間部にダムを建設することで、森林が水の底に沈没
②戦争中のエネルギー政策。無計画に森林を伐採して薪や炭にすることで、約150万haの森林が消えました。これは四国の面積に匹敵
③戦後の植林。戦後の1951年に国が植樹祭を行い、復元のための国策開始。1974年のオイルショックまでの植林作業により緑の造成。植えたのは、スギとヒノキを中心とした針葉樹。元来日本の山林は広葉樹林だったが、針葉樹を植えることで生態系が変化
日本の住宅耐用年数が法律で39年と決められていた。1987年の建築基準法改定で、さらに短くなって今は26年。住宅メーカーからすれば、耐用年数以上に長持ちする家を建てるよりは、耐用年数がきたら家ごと買い換えてくれたほうが、大量生産・大量販売できるので都合がいい。そのため、大量に均質な材が買える外材を使う方が楽になる。国産材の弱みはそこで、搬出コストが木材の価格の3分の2を占めていて、なかなか均質なものを大量に生産できない。
都会に暮らしていると、森林のことなどどうでもいいことなんだろうなと思う。
地方でも、森林が直接生活に関っているわけでもないので
人々の森林への関心はとても低いと感じる。
でも現実に、ある日突然土壌流失や土石流が街を呑み込んでしまう災害もある。
知識と想像力で補って、森林の現状を理解してもらうしかないけれど・・・

ネパールの山奥、土砂崩れで
一晩に一つ村がそっくり流されてしまったのを、いくつか見たことがある。
人為を超えた大自然でもあるが、森林破壊も原因のひとつにあげられた。
人間にとっての森林の物理的社会的精神的な役割は
ネパールの山で学ばせてもらったと思う。

日本の事情とネパールの事情は
似ている点もあるけれど、異なる点もある。
共通していえることは、木が生きている以上
森林も再生できるということだ。

多摩川源流大学」とは
地域の活性化と流域経済圏の形成までを視野に入れたプロジェクト
(ECO JAPAN 8月31日
はとても面白そうだと思う。

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by roman-tan | 2007-11-14 19:32 | 森林

照葉樹林

思いがけないお天気、野外での活動はとても気持ちよかった。

2種類の椎を見っけ
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シイ(椎)とは、ブナ科シイ属(Castanopsis)に属する樹木の総称である。ほかに、マテバシイ属のマテバシイ(Pasania edulis)もこの名で呼ばれる。果実のドングリは食べられるので、古くから親しまれている。暖帯に於いては、最も人里でなじまれた樹木である。照葉樹林の重要な構成種であるが、伐採などにも強い。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
照葉樹林(しょうようじゅりん)とは、
森林の形の一種で、温帯に成立する常緑広葉樹林の一つの型を指す言葉である。照葉樹林は、人間が利用のために伐採など人為的撹乱をすると、場合によって落葉広葉樹に遷移してしまう。さらに現在は開発やスギ、ヒノキの植林などによる人工林への置き換えによって、その大部分が失われてしまっており、まとまった面積のものはほとんどない。照葉樹林の効用として、スギ林等の針葉樹林よりも酸性雨に強いこと、林内の湿度が高く、落葉期が集中しないため山火事に耐性があること、針葉樹などと比べ比較的根が深いため、落葉広葉樹林と並んで緑のダムの代名詞となっており、水源涵養林として適性が高いなどの利点をあげることができる。実際、森への降水が流域幹川に流れ出すスピードは、針葉樹林に比べ緩慢であり、照葉樹林を後背林として持つ河水が濁ることも少ない。また、魚つき林として、河口付近の漁獲確保にも欠かせない存在である。
 一方、林野行政の方面からは、「極相の照葉樹林は老林であり、針葉樹林人工林よりも二酸化炭素の固定につながる幹の成長が遅い」「河水が濁らない代わりに森からの養分が流れ出さないので、農業・漁業に利さない」等の理由で環境保全に寄与しない、という異論が出されているが、これは、極相林と植えたての人工林を比較した、科学的に根拠のない屁理屈である。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネパール・ヒマラヤの照葉樹林帯の文化要素に日本との共通点が多いことから
後に中尾佐助によって提唱された「照葉樹林文化論」
この本に啓発されて、映画「もののけ姫」はできたそうだ。
参考:
『秘境ブータン』 (毎日新聞社)
『栽培植物と農耕の起源』 (岩波新書)
『照葉樹林文化:日本文化の深層』 (中公新書)、他にももっとある・・・

確かに、ネパール・ヒマラヤと日本には共通点が多い。
自然に基づいた生活習慣や文化などとても興味深い。
現在の日本の森林は、元の姿とは異なったものなんだと感じる。
元に戻そうとするのがいいのか
手を入れて変えてしまった以上、この変化を維持していくのがいいのか
ちょっとよくわからないけど。
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by roman-tan | 2007-11-11 15:11 | 森林

林野の概要

私の住む市の「林野の概要」というのを調べてみた。(市のHPより)
市総面積     21,410ha
総林野面積   10,564haうち  (国有林)1,915ha (民有林) 8,649ha
林 野 率    49%         資料)平成17年 県森林・林業統計要覧 

針葉樹      6,966ha(80.5%
その他広葉樹  1,491ha(17.2%) その他は何だろう?
   合計     8,457ha     資料)2004 県の民有林

市有林面積と蓄積
総面積      1,725.54ha 人工林率 60.06%
                     天然林率 39.94%
針葉樹、人工林の占める割合が多い。
これまで気をつけて数字を見ることがなかったが
ひのきを地場名産となっていることをみれば、ここも例外ではなかったということになる。
森林関係のいくつかのブログ(http://blog.livedoor.jp/rokuten1/等)をまとめると
山は自然と森林になるもの
人間が山の手入れをしなくなって山はだめになったといわれるのは
スギやヒノキの挿し木苗を密植して
成長に合わせて間伐や下草刈を行う林業(木材生産)の話
苗木を植えて育てる林業は
人間が手入れをしないと自然林に戻ってしまったり
光が入らず草も雑木も生えないために土砂崩れしやすくなる。

動植物の楽園として大型の野生生物が棲む標高の高い山(国有林など)は
人間が入らないで扱わないことが原則
国有林を滅茶苦茶に扱い出したのは戦後の森林整備政策からになる。

奥山を大切にすることで
動植物を絶滅から守り、土砂崩れを防ぎ、水源涵養も確保できた。
大自然は人の手を必要としない。
人間が大自然を利用しているというのが現実
林業と自然林をわけて、それぞれに対策を考えていくことが最も大切なこと。
森林と木材生産を混同すべきではない。
森林整備に費用負担は必要ない。
多くの国民が森林整備に費用が必要だと思っているのは
行政やマスコミによって、木材生産が森林整備だと洗脳されているからという。

自然林の中で、シカはあまり増えられないが
伐採して草原状態になることで餌場が増えた。
また、スギやヒノキの木材生産を行ったために
シカたちが、スギやヒノキで角を研ぐことになった。
元はと言えば、木材生産のやり過ぎ
森林に地球温暖化防止効果を期待する人びとが増えたことは、いいことだが
地球温暖化防止のための森林づくりには、費用は一切要らない。
下草刈りといって市民がかり出されるのも、何か奇妙な感じだ。
森林保護といいながらも、木材生産のためだったのだろうか。
森林には補助金付けの事業が多い。
協働と称して、森再生と称して、市民参加を求める色んな事業がある。


原生林伐採、スギやヒノキ植林が盛んにおこなわれたのは
戦後復興から高度成長を目ざした国策だったのかもしれないけれど
経済性ばかりを求めたツケが回ってきた。

第二東名の工事も進み、動物たちは餌を求め山から下りてきている。
時折、そそくさ山へ逃げ帰る後姿を見ることがある。
哀愁帯びた後姿に思わず、「ゴメン!」

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                     ジュウモンジソウ
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by roman-tan | 2007-11-09 16:13 | 森林

緑のオーナー制度

出資自治体に債権放棄を要請 滋賀県、林業公社が特定調停案 : 社会ニュース
巨額の累積債務を抱える林業公社の一つ「滋賀県造林公社」(理事長・嘉田由紀子滋賀県知事)は8日、理事会を開き、出資している関係自治体などに債権放棄や金利減免を求める特定調停の申し立てなど、債務の処理方法を盛り込んだ経営改善策を提案し、了承された。理事会後に嘉田知事は「大幅な債務超過の状態で公社独自の努力では経営環境の克服は困難と判断した」と特定調停申し立ての理由を説明した。
これは、緑のオーナー制度と関係があるのだろうか。
緑のオーナー制度とは
分収林制度の一形態で、国有林野事業における分収育林制度を指す言葉。分収育林制度とは、20~30年生の育成途上の樹木について、土地所有者、育林者、育林費負担者の3者、または2者が契約を結び、数十年後の伐採時に得られる収入を契約時に定めた割合で分配する制度(根拠法:分収林特別措置法。国有林については、国有林野法)。この分収育林契約における育林費負担者を緑のオーナーと呼んでいる。本制度は、国民参加による森林整備を進める方策のひとつとして1984年から開始されたが、国有林野事業が公益的機能を重視した管理方針に転換した結果、対象となる森林が大幅に縮小してしまったこともあり、1999年度から公募を休止している。(EIC Netより)
緑のオーナー(林野庁)
緑のオーナー問題検討チームのとりまとめ結果について(林野庁)
緑のオーナー問題の経緯について(林野庁)
林野庁は1984~1998年度にかけて、「国の森林を守るシステム」「投資すれば子や孫に資産が残せる」などと公募し、延べ約8万6000の個人・団体から約500億円を調達した。名目上は、赤字続きの林野事業で国有林の育成・管理に充ててきたということだが、殆どは天下りの受け皿特殊法人に流れたと考えられている。一般公募された出資対象の国有林(15年間)は、約4700カ所(計約2万5000ヘクタール)。1999年度から満期が始まったが、輸入木材増加による国産木材価格の下落や材木業者の減少で入札が成立しなかった。 その結果、1999~2006年度に満期となった計727カ所のうち、元本割れしなかったのは27カ所だけ、480カ所が元本割れ、残りは不落、「事実上の元本割れ」。1口50万円あたりの平均受取額は年々下がり、2000年度は44万5000円だったのが、2005年度は最低の27万7000円、2006年度は29万5000円となった。
詳しいブログもあった。
日本の森林偽装より
◎森林は人の手を必要としないで、治山・治水の機能を十分に果たす。
◎木材生産は、建築材を生産して利益を追求するもので、山で行えば森林破壊になる。
2,3日前に、同じような話を伺ったばかり
国は、スギ・ヒノキの植林には補助金を出して奨励してきた。
つまり、林業保護の結果、現在の森林崩壊がおこった。
森林を保護するためには、その土地にあった樹を植林すべきだった、と。

森林に関しては、現場に関る方々のお話がとても大切だ。
まだまだ、聞きたいことがたくさんある。
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by roman-tan | 2007-11-08 18:52 | 森林