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ネパール語で「発見」

カテゴリ:新しい公共支援事業( 18 )

新しい公共支援事業④

私にとっての新しい公共支援事業が始まって約3か月。
なんと密度の濃い日々だったと思うし
第3回目の委員会を終えて
な~んだ、そうだったんだと思うこといろいろ。


内閣府ではアンケートまで募集している。
新しい公共支援事業の実施プロセスに関するアンケート
不透明な運営に対する苦情がNPO側から内閣府に多くあったためらしい。
そもそも2年という期限付きでこれだけの事業を県に任せることに問題がある。
行政というところは本当に書類が多くて、何でも決裁が必要で時間がかかる。
2年間で2億円を消化しないといけない。
物理的に無理だと思った。
運営が不透明だ云々という批判
そりゃ新しい事業で何が何だか分からない状態でやっていて
やってる本人たちにも不透明なんじゃないかと思う。
問題は行政だけで抱え込んでいる点で
もっとオープンにして、「どうしようどうしよう」と周りに意見を求めればいいのに
それはしないから不透明になる。
NPOの不満は募るばかり。
といっても、ただ「わからない」と闇雲に騒ぎ立てるNPOがいるのも確か、
私たちの県からも不満が出ているのかな。
ちょっと知りたい。

最近よく感じること。
県の担当の偉い人たちも、運営委員会の委員も
結局新しい公共支援事業そのものの仕組みやNPOのことを
全員がわかっているわけでもないし
そういうことに興味を持っている人はごくわずかということ。
特に県の偉い人は事業内容よりも、会の体裁とか
もっと上の人に(県民ではなく)説明することに時間と気遣いをする。
上への説明終了で仕事は終わりなんだよね。
この現場との乖離状態が寂しい。


①支援申請の審査はもっとハードルが低くていい。
  あんなに厳しい審査が必要なのか。
  NPOって信用ないんだなとつくづく思う。
  ここは大丈夫かどうかって、地元のセンターに聞けばわかるでしょうに。
  「助けてほしい」と言われて
  「あなたに助けは必要ない」というのも変な話。
  必要なのは簡略化ではなくて審査の効率化だと思う。
    
②いつも同じ問答
  「どうしてそんなに時間がかかるのですか?」
  「たくさんやることがある」
  そういわれると、何もいえない。
  実際に多くの作業に忙殺されそうで気の毒になる。
  私たちへの委託の理由は
  NPO×行政はどうしても対立構造の成りがちだから
  面倒なNPOの相手をしてほしい...らしい。
    
  
③行政は担当によって思考(志向)の傾向が大きく変化する。
  これまでもずっとそうだったけど 
  中で一番古い人の影響力が当然毎年強くなる。
  いつも俄か作りっぽいから、そんな深く確固たるものでもない。
  とても危うい存在だな行政って思う。


新しい公共支援事業は
国からきたお金をいかに適正に処理するかを課せられた都道府県市町の仕事
「新しい公共」とか、「中間支援機能の強化」とか「NPOの底上げ」とか
結果的にできたら「儲けモノ」かな。
政治的なイメージが崩れるとともに
本来のめざすべき方向性もぼんやりし、実務的話優先になっている。
  
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by roman-tan | 2011-07-25 23:05 | 新しい公共支援事業

助成金のキモチ

いつもは委託事業や助成金をもらう立場にあるけど
関わる団体の一つで
ほんの僅かな助成金を支給するプログラムを実施した。
潤沢な財源からではなくて
けっこう節約してできた資金源で小さな活動を助成しようと企画した。

要項を作って、公募して、審査して・・・と
金額は小さいけれども決まったプロセスをひと通りこなした。
先日、その成果を見学にいった。
助成金がどのよう使われて、どんな効果を及ぼしたかをチェックしに出かけた。
予想以上に有効に活用されていて
僅かだった助成額に対して返って恐縮してしまった。

助成金や補助金をもらう側と支給する側のキモチ
申請書を書くときはいかにお金を
勝ち取れるかを考えて書く。
審査する時はまやかしの正当性をいかにぶち壊そうかと注意を払う。
お金をめぐる人の自然な行為は素直ではあるけど美しくはない。

先日のモデル事業での審査
県と申請者、そして審査員との駆け引き
お金を巡るそれぞれの意見、欲、模様
もともとの事業から離れた舞台での抗争は生々しくて人間くさい。

行政が予算の指摘をすると棘になって険悪になる。
口の利き方とかも加わって、全てがマイナスで受け取られる。
自分たちのことは棚に上げてと、NPO側は怒る。
でも、公金の使い道に厳しいのはしょうがない。
私がみたっておかしいなあと思うことがある。
バシバシ言ってくださる方が頼もしい。


小さな助成金を大切に有効に使うグループ
お金の価値は同じはず
果たして、大きな事業の効果はお金に比例していくのだろうか。
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by roman-tan | 2011-07-10 20:35 | 新しい公共支援事業

複雑な気分

誰の味方でもなくて
誰にもいい顔をしようなんて思うわけないし
どんな話にもそれなりに真面目に耳を傾けているつもり。
その時々に
「何かへんだよ」とか「おかしいよ」と
先入観を持たないように判断しようとは心掛けているつもり。

色々な立場の話を聞いて
最近ちょっと複雑な気分。
コミュニケーションによってどこまで相互の理解は深められるのか。
両者の話を聞いてみて
すれ違った部分が予想以上に大きいような気がする。
それは説明責任とかで埋め合わせができるはずだと思うけれど
現実には感情というものが微妙に絡み合ってコトが複雑化する。

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最初から戦闘モードで突撃してくることが多いからって
盾じゃないのになあ、私。
中間クッションて感じかなあ。
両側の強い不満をやんわりとお互いに伝えるべきなのか。
私には関係ないもんねえっという淡々とした気持ちと
どちらもかばってあげたくなる気持ちが交錯する。
とても複雑な気分。
直向きな愛すべき人はどこにもいて
感情的に立場を問わず助けたくなる。

自分の価値基準を保つのも結構たいへんだ。
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by roman-tan | 2011-07-07 22:01 | 新しい公共支援事業
新しい公共支援事業のメイン(?)のようなモデル事業が決定した。
16事業のうち9事業が16名の基金運営員によって採択された。

理想するモデル事業にどれが一番ふさわしいのか、正直よくわからない。
それでも2事業ぐらいは注目事業があって
またそういうところに限って申請額が意外と低い。
モデル事業はNPOとの連名もしくは協議体による申請条件がある。
いずれにしても行政の大きな関わりが求められる。
協議体にしても、「協議会」とも違うし「連合体」とも違うとか説明を受けて混乱した。
「新規性」「モデル性」「将来性」も大きなポイントといわれる。

申請を断念した事業計画もあった。
「行政との協働」がなかなか曲者。
申請までうまく辿り着けたのはもともと行政が主体、もしくは乗り気の事業
行政にとってパートナーであるNPOを見つけるのはそれほど難しくないので
採択されないのは企画に問題がある。

それに対して、NPO側が企画をもって行政パートナーを探すのはとても困難だ。
① すでに行政が行っている事業で必要性が認められない。
② 議会対応が間に合わない。
断られる大きな理由はこんなところ。
人間はやる気があれば何でも問題をクリアしていくので
行政側にやる気がないと判断できるし
もともと仲が悪かったという場合もある。

強硬手段として
トップダウンで行政パートナーを黙らせてしまうのも一つの方法かもしれない。

説得力をつけるためにNPO側が地方自治法をもっと学ぶべきだという指摘もある。
もちろんそれも必要かもしれないが
もともと法にもれてしまったり行政がやらないサービスを提供するのがNPOであり
行政側からの歩み寄りがない限り協働は進まないと思う。

他県でもNPO側からの事業化には難しいという話があるようだけど
モデル事業はもともと行政との協働が必須条件。
ただ、もともとのモデル事業は
もっとスケールの大きな斬新な協働事業を想定していたのに
バラマキになってしまうのではという懸念があるという話も聞いた。
現実は苦しい地方財政の救いの女神になってしまったり
行政慣れした団体が群がる事業になっている。


意見を言える立場にはないので個人的な感想にすぎない。
委員が16人は多いよなあ、それも興味なさそうな人もいるし。

潜在的にいい事業がもっと色々あるんだろうなあって思う。
出してほしいなあと気にかけていたのに、申請までに至らなかったものもいくつかある。
3月に開かれた県の説明会では全く何がなんだかわからなかった。
震災の影響もあって時間もなかった。
詳細が知らされたのも4月後半、時間がなさすぎた。

次の公募がもしあるとすれば
今度はもっと上手くいくかもしれない。
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by roman-tan | 2011-07-02 21:35 | 新しい公共支援事業
内閣府主催の「新しい公共支援事業連絡調整会議」というものに参加した。
配布資料がもうアップされている。

この事業の窓口は県なので
その担当課が全国から集まっての連絡会議。
何か場違いのような気がしないでもなかったけど
事務局ということで、おまけで同行した。
とても勉強にはなった。

驚いたのは
①内閣府の人って、twitterやSNSチェックをとても行っているということ。
 事業に関する苦情や問題に関する情報を積極的に収集している。
②直接内閣府に苦情を申し出る人が意外といるということ。
③この事業は実質3.5人で運営されているということ。
④新しい公共という画期的な事業が生まれるまでの大変さ。
⑤県によって色々やり方が違うということ。
⑥この事業に関して国は同等で取り組もうという姿勢が強いこと。

ほとんどが公務員参加の中で
飼い犬にはなってはいけないないけど
いい関係を築きつつ自分の立ち位置も見失うことないよう
十分気をつけねばと思った。


色々な質問に答えていただいた参事官の
とてもわかりやすい説明と強い使命感
何かあれば対応するという心強いお言葉には尊敬と感動。
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by roman-tan | 2011-06-09 23:15 | 新しい公共支援事業

新しい公共支援事業③

第1回目の基金運営委員管理委員会が開催されないと
話は何も始まらない。
行政は当然何も話せないけど
ある程度の情報は流布させたいから
小出しに情報を出してねと言うことになる。

でも、どこまで言っていいのかなと迷うから
さき走って開かれる説明会とかが一番困る。
呼ばれていっても曖昧な感じで結論づけるしかないし
偉い先生が説明する会であって結局一般論で
「な~んだ」という感想だったという声も聞く。

そりゃそうだろ、まだ管理運営委員会前だし
新しい公共支援事業を含む基金のパンフもHPも公開されていないんだから。
そんな中で可能な限り情報提供しようとしているのに
鼻っから批判的な姿勢で臨んでくる方とか
異様な気合でみえるいずれも困ったさんたち
年齢層が高い方に多い。

内閣の新しい公共支援事業は県が窓口となっているのに
ここすら案外知られていない。
政令都市とか、NPO法人認証市町とか関係ない。
それに新しい公共支援事業基金を含めた新たな基金設立周知もまだまだ。

基金をいまさら行政がつくるのかっていう話もあるけど
県議会も通ってしまったんだからしょうがない。
といって、議員がどれだけ理解しているかも疑わしい。
できてしまった制度、最大限利用して効果を上げるしかない。
みんな上手く利用してねと思う。

また基金に寄付を集めることも大きな課題になっている。
この社会情勢下
知事にトップセールスになってもらうしかないとか。
が、不幸にも知事はNPOとかあまりご存じないようだ。
昨年あるイベントでNPOに関する知事の考えを伺う機会があった。
聡明な知事がどんな意見なのかとても期待して参加したけれど
「う~ん・・・・・」

いやに鮮明に残っている言葉
「市民活動の足を引っ張るのは、結局市民なんですね」


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by roman-tan | 2011-05-03 16:49 | 新しい公共支援事業

新しい公共支援事業②

震災によって当初の盛り上がりを失ってきた側面があるが
NPOに対する環境整備の必要性が大きくなったともいえる
新しい公共支援事業

新しい公共支援事業の実施に関するガイドライン
新しい公共支援事業交付金交付要綱
新しい公共支援事業実施要領
直接参考になるのはガイドラインと要領になる。

他県はどんな進捗状況下と調べてみると
早々と、という所もあれば
影も形もないところもある。
大震災の影響が大きく出ているのかもしれない。

大きな話題になったけれど
2年という制限つきであり
一過性のバラマキに終わるか
有効活用できず返還という危険性も潜む。
この事業を将来的・継続的な支援体制と結びつけるべく
既存の基金と組み合わせる所もあるし、新規基金設立するケースもある。
県によって独自の事業計画を立ててたり
既存事業と結び付けている事例もある。

これから各地、執行機関である委員会開催の季節になるが
この事業、出足が悪いのは
様子見をしているからということらしい。

新しい公共支援事業の支援対象はいわゆるNPO等ということで
地縁組織、学校法人等も含まれるわけだけど
支援申請をして支援を受けるという形
どうなんだろ、かなりの広報が必要だろうと思う。
「委託事業に関わるつなぎ融資に対する利子補給」とか
「新しい公共の場作りのためのモデル事業」は
かなり直接的な支援になる。
来月中旬から開始といわれる公募
応募要項がまだでていないので具体的な質問もしにくい。

新たに寄付文化を根付かせる県基金も設立される。
基金の中に国庫財源とする新しい公共支援事業と
県費と寄付金を活用する事業があって
異2種事業が混在する。

このあたりの仕組みは全く広報されてなくて
もうちょっと早めに説明してもよかったんじゃなかったかと思うけど
震災もあったしで手が回らなかったんだろうな。

ちょっと浮かれた「新しい公共」感が一掃されて
もうちょっと着実なことを目指す雰囲気になって、よかった。

NPOに対する基金にはこんなのがある。
埼玉県のNPO基金
やまがた社会貢献基金
奈良県地域貢献サポート基金
香川県NPO基金

ホントはこういうのがいいけど
公益財団法人京都地域創造基金
特定非営利活動法人市民社会創造ファンド
「市民ファンドの創設」というのが新しい公共支援事業にもあり
それに対する要望書もでた。



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by roman-tan | 2011-04-17 16:05 | 新しい公共支援事業

新しい公共支援事業

すでに公開されている新しい公共支援事業の概要

新しい公共支援事業の実施に関するガイドライン

新しい公共支援事業の実施 に関するガイドライン  参 考 資 料

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具体的にどんなん?という疑問は
結局やってみないとわからん、という答えに落ち着いた。
でも県の説明会で具体的な予定が示されて、現実味はかなり増した。
説明会だから質問はだめだっていうのも変だし
それを無理やり、しかもちょっと失礼な態度の質問もあんまりだなあと思った。
まだ決まってないことが多すぎて
聞かないでちょうだいっていうことだろうに。


県によって取り組み方も色々で、比較するのも興味深い。
運営委員会の市民委員は一般公募する県もあるし
もっと早い時期に説明開催をおこなった県もある。
わが県は、どっちかというと県主導型という印象。
情報開示に自らがそれほど積極的だとは思えないし
親切な情報提供は絶対にしていない。

制度化は進んだけど
新しい公共に対する盛り上がりは
1年前とはちょっと違うかな。
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by roman-tan | 2011-03-07 21:20 | 新しい公共支援事業