アビシュカール

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ネパール語で「発見」

カテゴリ:Nepal( 76 )

ヒマラヤ岩塩

いつか使おう、と思ってすっかり忘れてしまっていた岩塩
どうしようかなと考えた挙句、また「いつか」ということで置き忘れ状態。

ピンク岩塩
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確かに塩辛いので塩なんだけれど、ピンク色が美しい。
ピンク岩塩、ブラック岩塩ともコブシ位の大きさ
きっと買うと高いんだろうなと思いつつ、ごろごろあってもちょっと困る。


ブラック岩塩
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楊貴妃も使用したと言われる。
ヒマラヤ岩塩の中で最も高価で希少
イオウ分が多いせいか、ゆで卵の黄身を一緒に食べているような味がする。
お風呂に入れるとイオウ温泉になるらしい。

食用の岩塩は、灰色っぽいのが多かったような気がする。
ネパールは海がないので、山岳地域では岩塩を使う。
山で初めて見た時は驚いた。
店では一応8ミリ位の粒で売っているのだけれど、塩とは気づかなかった。
そのままタルカリを調理するのに使ったり、すり鉢で粉にして使ったり。
ラバに引かれたチベットの隊商が岩塩を積んで山から降りてきて
帰りには日常物資を積んでチベットへ帰る。
岩塩は山岳住民にとっては貴重なもの。
ネパール料理もチベット料理も確かに塩味は強い。
カトマンズ等の平野部ではインドからの「海の塩」も出回っている。

ヒマラヤはかつては海の底で、川にもアンモナイトの化石が多い。
岩塩(がんえん)は、地殻変動で海水が陸に閉じ込められ、長い年月をかけて結晶したもので、いわば、数億~数千年前の"海の化石"です。(岩塩のできるまで
ヒマラヤ、アンデス、モンゴル、サハラなどの岩塩が有名らしい。

食用以外の効用も
ヒマラヤ岩塩の原石は浄化の力が強く、原石を置いておくだけで空間を浄化し、邪気やマイナスのエネルギーを排除して居心地の良い空間を作り出してくれます。(ヒマラヤ岩塩
海のないネパールでは
海草などに多く含まれるヨウ素(I)不足で、かつては甲状腺肥大症が多かった。
最近は、食品にヨウ素を添加したものも普及している。

塩にも文化があるってことで
岩塩は長い歴史を感じて、ちょっと優雅な気分になる。
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by roman-tan | 2008-05-10 07:43 | Nepal

女性と慣習

「男女参画共同社会」という言葉
いつになっても馴染めなくて、どうしても引いてしまう。
「多文化共生」もそうだけど、ネーミングが悪いんじゃないかと思う。
「漢字が多すぎ」とか、「固すぎ」という問題でもなかろうが・・・・


ネパールの女性について
忘れたわけじゃないけど、ずっと置き去りにしてあったことをまた考える羽目になった。
「宗教・伝統・慣習」とそれに制約される「女性の人権」
ネパール女性を見てはよく考えた、というより考えずにはいられなかった。
この二つ、どう折り合いをつけていったらいいのか。
難しいテーマ、いつまでたっても答えが出ない。
生き神様であるクマリが海外へ行ってしまい、人になってしまった話もあった。

日本でもそうだけど、近代化は文化・伝統のある部分を切り捨ててきたわけで
切り捨てたものはある意味、日本のよさでもあったと思う。
色んなものの種明かしをして、理由付けをしていくこと
それでこそあなたは文明人
でも、生活も人もどこか味気なくなる。
現在残っている文化・伝統も、だんだんよそ者顔になっていく。


ネパールの話をするのは難しい。
事実はそのまま伝えたいけれど
それを日本の杓子定規で解釈されるととんでもないことになる。
それを弁明しようと、こちらもやや思い入れが強い状態になるのは好ましくない。
蔑むだけの低い知識と理解度も困るし、だからといって
安っぽい同情も過度な評価もいらない。
ただ淡々と受け止めててほしいと願う。

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サリーを着るネパール女性や、アオザイを着るベトナム女性が少なくなること
着物を着る日本女性が少なくなること、やっぱり少し残念

そうだ、サリーもアオザイも買ってきたのに
まだ日本では一度も着ていない!
アオザイはオーダー・メイドなのに・・・・
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by roman-tan | 2008-04-28 21:17 | Nepal

民族主義と愛国心

長野での北京オリンピックの聖火リレーの模様をニュース見て
あの真っ赤な中国国旗とチベットの旗の対立
チベット問題ってそういう構図だったかな。
中国という国と、チベット国家間の問題ではなくて
漢民族とチベット民族の対立ではなかったのだろうか。


中国政府による冷酷なチベット弾圧は、民族紛争といった方がわかりやすい。
多民族国家である中国の多数派漢民族とチベット民族の対立
チベット問題に関しては、なかなかしっくりくる記述がなかったのだけれど
納得できるものとして
北京五輪チベット騒動の深層 田中 宇
ナショナリズム(民族主義)と、ナショナリズム(国家主義)


たまたま今日、ネパールの貧困の原因は
民族意識や愛国心の欠如によるものだから
まずその意識教育が必要では?という話
日本人からすれば、ネパール人は愛国心の薄い人間たちと思われたようだ。

民族主義とナショナリズムは必ずしも同じではない。
ネパールには約61のエスニックグループがあるといわれる。
日本のように大多数が日本人である場合は、民族主義が愛国心につながりやすいけれど
多民族国家は一部が権力を持ち、他に圧力をかけることで統一がとれる。
まとまっているようにみえる。

アフリカでの民族紛争も、ネパールのまとまりのなさも単に原始的だということではない。
パレスチナのいつまでも断ち切れない「怒りの連鎖」も
多民族国家の苦悩、理解するには日本人には難しいのかもしれない。
日本人は、日本ではいつも力のある多数派だったから。

Joshua Projectというサイトの民族関係は、ネパールの部族についても詳しい。
例えば、Majhi(マジ)は川の近くに住み魚を採って食べる部族
そんなマイナーなのも検索可能だ。
キリスト教関係のサイトだろうか。
昔から世界への布教活動のために、教会はけっこう情報量が多い。
日本のアイヌや南方系の民族も分類化されている。

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伝統的に暮らす人々がまだ多いコミュニティーを
日本の価値観で判断してはいけないこと
うまくわかってもらうのはとても難しい。
本当はご自分で見つけてほしいけど・・・・
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by roman-tan | 2008-04-27 21:13 | Nepal

大学ベンチャー

全く別のことを調べていて、両者とも大学ベンチャーに辿りついた。
とてもユニークな二つのベンチャー
日本の大学ベンチャーだけど英語表記
KGC(Knowledge Gathering and Connection)
Mission is to Create Future Common Wisdom by Supporting Those Who Defy Current Common Wisdom.
提供サービスは
1) Researcher-Search
2) Idea Competition
3) Brainstorming
4) Young Researcher Salon (Recruiting Service)
世界にネットワークを持つ頭脳集団であり、産学共同はもちろんのこと
幅広くリサーチ、企画等を手がけているようだ。
ちょっと興味を持ったのは”Brainstorming
独自のプロセスを持つと同時に、1万ドル+交通費
ここに価値をおくことと、無駄なく成果を出そうとするプロセス重視
京大ということで、日本では最先端ではと思う。
京都は大学も多いし、産学公連携の取組状況一覧などもある。

もうひとつはバイオマスを調べていての
株式会社NERCネルク(NATURAL ENERGY RESEARCH CENTER)
こちらは自然エネルギーを扱う北大ベンチャー
バイオマスに関しては、北海道工業試験場が早くから手がけていて
ネパールのバイオマス開発にも関わっていた。
北海道ということで、NERCは木質ペレット等を扱っているようだ。


大学ベンチャーは、大学生の体験学習っぽい印象が強かったけれど
今日見つけた二つは、優秀な人材を抱えているという印象だ。
NPOには人材は集まらない、ゆえに資金も集まらない。
資金がないから、人材が集まらないのか・・・
「組織なんかあてにせず、実力をつけることが大切なのさ」
いつの時代も同じかな。

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              ヤマブキ(山吹
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by roman-tan | 2008-04-16 21:05 | Nepal
Nepal's Maoists gain first seats (BBC News)
4月10日に実施されたネパール制憲議会選挙
マオイストが健闘している(まだ日本のニュースでは出てないよ)。
元アメリカ大統領ジミーカーターが選挙のオブザーバーということだ。
"It's been somewhat embarrassing to me and frustrating to see the United States refuse among all the other nations in the world, including the United Nations, to deal with the Maoists, when they did make major steps away from combat and away from subversion into an attempt at least to play an equal role in a political society".
マオイストの台頭からここにたどりつくまで、多くの犠牲があった。
マオイストといっても、中国共産党のようなイデオロギーではないと思う。
貧困・差別に身動きがとれず苦しむ人々の叫びに近いような気がする。
ヒンズー教は国教ではなくなるし
国王はいなくなる。
マオイストの治安悪化によって、経済成長率はマイナスが続いた。
この埋め合わせができるだろうか。
またネパールは、どんな国になっていくのだろう。

これまでの経緯
2007年12月28日 第三次暫定憲法改正
2008年1月11日  閣議で4月10日に制憲議会選挙を実施決定
暫定憲法のポイント
●国王は国政に関与する如何なる権利をも有さない。
●首相は国政及び行政に関する全ての事項に関する決定権を有する。
●閣議は行政決定権、判決の執行状況を監視する権限、大使等の任命権限を有する。
●暫定議会は330議席(209=現上下両院議員、73=マオイスト、48=市民社会)
●制憲議会は497議席(小選挙区=240、比例代表=240、閣議推薦=17)
2008年1月10日の内閣改編後の主要閣僚ポストと所属政党(数字は閣内序列)
●首相(兼国防相)  ギリジャ・プラサド・コイララ((1)コングレス党)
●平和・復興大臣  ラム・チャンドラ・ポーデル((2)コングレス党)
●外務大臣  サハナ・プラダン((3)共産党UML)
●情報・通信大臣  クリシュナ・バハドゥール・マハラ((4)マオイスト)
●財務大臣  ラム・シャラン・マハット((7)コングレス党)
●内務大臣  クリシュナ・プラサド・シタウラ((9)コングレス党)
*コングレスは保守政党のこと
制憲議会選挙の合意23項目の合意のポイント
●制憲議会の初日の会合で連邦民主共和制へ移行する。
●制憲議会の議席数を601とし、比例代表枠335、小選挙区枠240、閣議指名枠26とする。
●閣議指名枠には、選出されなかった少数派グループの代表を含める。
●マオイストは略奪した資産を1か月以内に返却し、徴税、強制献金及び脅迫行為を中止する。
●マオイスト兵の統合に関し、暫定憲法に基づき閣僚より構成される特別委員会が作業を開始する。
(外務省HP参照

追記:<ネパール>制憲議会選で毛派が第1党の勢い (4月12日 23時02分 )

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                 ライラック
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by roman-tan | 2008-04-12 17:09 | Nepal

懐かしい写真

ネパールの写真を選ぶ必要があって、久しぶりにアルバムを開いてみたら
何だかとても懐かしくなった。
デジカメ撮影でないもの、スキャナーで取り込んでみた。


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ツクチェ(Tukuche)で河口慧海が滞在した家と部屋
ツクチェ村にはチベット仏教のマニ車の建物が多い。
標高は3000mくらいだろうか、リンゴの産地でもある。
部屋にはチベット仏教の調度品がそのまま
香と共に厳粛な気持ちになったのを覚えている。
河口慧海は、チベット語訳の仏教原典を求めて
明治30年と37年の2回にわたりチベット(西蔵)へ入国した僧(『西蔵旅行記』)
この本はむしろ探検家の間で人気があるようだ。
これと同じルートでチベットに入ったのが根深誠
『遥かなるチベット―河口慧海の足跡を追って 』(中央公論新社)
興味ある人には感動もんの場所であり、本なんだけど・・・
商人タカリー族が多く住むツクチェ(Tukuche)は、チベットと日本の中継地みたいなものかな。

これはおまけ
カトマンズのヒンズー教寺院前で、額につけるティカを売るおばさん
ティカをつけてもらって、鏡に覗き込む娘(もう時効だから、公開もいいか!)
額のティカは真実を見る第三の目であり、これをつけないと中へは入れない。
ヒンズー教の寺院は異教徒禁止の場合も多い。
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写真を見て思い出に耽ることもなかったのだけれど
画像を見ることで思い出すことも多い。
劣化する前に、PCに取り込んでおいた方がいいかな。
でも、すごい量・・・・
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by roman-tan | 2008-04-06 20:10 | Nepal

ネパールのチベット人

ネパールでチベット人113人拘束 反中国デモで警官隊と衝突 [ 3月30日] 共同通信
【カトマンズ30日共同】ネパールの首都カトマンズで30日、中国に抗議するチベット人デモ隊約200人が中国大使館別館に押しかけ、警官隊と衝突した。警察は、113人を拘束したと発表。デモ隊側は、参加者4人が負傷したとしている。若者や僧侶を中心とするデモ参加者は「チベットに自由を」などと叫び、警官隊は違法デモとして包囲、殴るけるなどして拘束者らを次々と護送車に押し込んだ。
ネパールでチベット人84人拘束 中国大使館に抗議デモ [ 3月29日 共同通信]
【カトマンズ29日共同】ネパール警察によると、首都カトマンズで29日、中国大使館領事部へ抗議デモに向かおうとしたチベット人数百人を警官隊が制止し、84人を拘束した。ネパールは中国チベット自治区に隣接、約2万人のチベット難民が暮らしているとされる。チベット自治区などでの暴動鎮圧以降、連日のようにデモが行われ、これまでに数百人が拘束されたが、大半は即日釈放されている。
カトマンズでの抗議デモを行ったチベット人が逮捕されたという記事は前から流れている。
Tibetan children in Nepal protest (BBC NEWS

ネパールでチベット難民ら大規模デモ、245人を拘束【ニューデリー】2008年3月24日 読売新聞
ネパールの首都カトマンズの国連施設前で24日、中国チベット自治区の暴動に国連が介入するよう求めるチベット難民や僧侶らの大規模デモがあり、AFP通信によると245人が警察に拘束された。警察は、集まった500人規模のデモ隊に対し、竹棒でたたくなどして解散させた。カトマンズの国連施設前では、チベット暴動発生直後から、ダライ・ラマ14世の提唱する国際調査団派遣を訴えるデモ隊がほぼ連日繰り出し、これまでも大量の逮捕者が出ていた。
逮捕されても、大半が即日釈放ということなのでよかった。
中国の手前、一応逮捕するような気もする。

カトマンズのネワール人は仏教徒だし
ヒンズー教のカースト上位者は、ダライラマのいるインド寄りだし
文化、メンタルな部分でネパールは中国よりはチベット支持だと思う。
ただ、援助国であり貿易相手国でもある中国
ネパールの主な生活物資はインドから陸路でやってくる。
ガソリン、砂糖、医薬品・・・・
中国とインドという大国に挟まれた何の資源もない小国ネパールは
独自の政策というよりは、いつも周りに翻弄されている。
そんなネパールも哀しい国
その背後にはアメリカが登場するのはいうまでもなく・・・
ちょっと前の記事だけど、そんな関係がわかりやすい。
チベットは見捨てられるのか (2003年7月1日  田中 宇

他の文化や宗教を、なぜコントロールしようとするのか。
日本もかつてそうだったけれど、破壊行為に至り結局破滅へと・・・。
どこでも同じ行為は繰り返される。
歴史は繰り返されるって、人間は学習能力がないってことかも
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by roman-tan | 2008-03-30 20:09 | Nepal

チベットの独立

チベットの話題に毎日事欠かない。
文化的価値は充分評価するとして
地理的に平均高度4000m以上という孤立化したチベットが
経済的に独立できるのだろうか、という点にとても興味がある。

ダライ・ラマは封建的な農奴制の霊的・現世的首長として
1951年まで確実に農奴制を敷き、それを中国が解放したといわれる。
でも、これは中国よりな見方で、日本の大東亜共栄圏の理由付けによく似てる。
90年以後、チベット自治区の財政収支は90%以上が中央政府からの割当金。
その後の大規模化する投資は、拝金主義と格差を生み出したそうだ。
しかし、昨今は経済は急速に発展しているといわれる。
2006年の経済成長は13.2%以上。中国全体では 10.5 パーセント
2007年の青蔵鉄道(西寧とラサとを結ぶ1,956 km)によって
経済活動も大きく進化したともいわれるが
恩恵を預かるのは漢民族ばかりで、その鬱積が暴動の起爆剤だったのか。
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山にいるチベット人はボテと呼ばれ、ネパール人からは下に見られていた。
彼らも名前からチベット人だとわかるのに、あえてネパール人になりたがる。
カトマンズには、裕福なチベット人が意外といた。
もともと難民だけど、コツコツお金を溜めてチベットに送金しながら事業でも成功
子供には立派な教育をつけていた。
しかし、子供たちからはチベットの文化・伝統が匂わない。

ネパールとチベット、ネパールと中国は陸続きでありどちらとも関係が深い。
中国人よりもチベット人が身近だけれど
昔は安価で粗悪な中国製品でカトマンズは成り立っていた。
ネパールに援助と称してせっせと道路を作る中国を見て
「今に中国から戦車がやってくる!」とネパール人も揶揄していた。
 中国ーネパール交易は、80年代半ばより大幅に増加してきた。手芸品や香料を除けば、ネパールのチベットへの輸出品は、ほとんどが米、野菜、果物や乳製品といった、チベット自治区の市場で安く売られる食料品である。主要な輸出品は植物性のギー(水分を蒸発させて脂肪分を固めたもの)であり、これは脂っこい、バターのような塊で、多くの「バターランプ」(チベットの僧院で典型的に見られる)の燃料となる伝統的なヤクバターの代替品として今日使われている。逆に、中国からネパール-チベット国境を通じて輸出されるのは、プラスチックや繊維製品のような単純工業製品がほとんどである。中国サイドもネパールサイドも、2007年に北京とラサを結ぶ予定の Qinghai-チベット鉄道の完成が、相互の経済的関係を促進するだろうと予想する。同鉄道のネパール国境への伸長は、2007年以降に着手される。
 地理的状況や、国内における整備された道路不足のため、Humla、Dolpa、上部ムスタンのようなネパールの辺鄙な地方は、国の中心部からと比べむしろチベットからのアクセスの方がよい。そのため基本的なネパールの食料供給を国境の中国サイドからの「再輸入」で賄っている状況だ。中国およびチベットのビジネスマンや運輸会社がこの交易に占める割合は不明である。中国は長年にわたりネパールに対して道路建設のための援助を行ってきたが、いくつかの有名なプロジェクトを除けば、このような一連の援助によって作られた道路は、ネパール国内の交通網整備というより、越境交通のために役立っているといえよう。
ネパール-チベット国境における不均衡とアンバランス
ネパールを通して知ったチベットのことが気になる。
戒律の厳しい点で、チベット僧院はカトリック修道院に似ているという印象
私にとっては、目の鋭い頑強なチベット人
ビラを播いたとか、デモしたとか、その程度で民衆に銃を放つのは
発展途上国ではありがちなことだけど
どう見たって、中国の弱いものいじめにしか見えないのに・・・・

青蔵鉄道に乗ってラサに行きた~いっと思っていたけど、当分おあずけ



参考:
チベット人は民族自決の権利を有する
-自由アジア放送チベット部主任ンガポ・ジグメ氏単独インタビュー-


チベットの未来
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by roman-tan | 2008-03-20 22:00 | Nepal
連日のチベット暴動の記事
カトマンズには、チベット文化が至る所にあったなあと思い出した。
山の村はもっとチベット色が強くなる。

フレンチ・スクールに行っていたにも関わらず
子供の幼稚園にはチベット人の先生や同級生がいたし
チベット仏教のマントラ(真言)「オム・マニ・ペメ・フム」を、娘は何故かよく唱えていた。
Om・Mani・ Pedme・Hum
家で働いてた男の子の名前も、オム君だった(ネパール人だけど)。
慈悲の化身である観音菩薩のこの真言を唱えることによって、悪業から逃れ、徳を積み、苦しみの海から出て、悟りを開く助けになると信じている。
マントラが刻まれたマニ石、山で買ったのかもしれない。
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カトマンズには、ボーダナートという世界遺産、世界最大の仏塔を持つ仏教寺院もある。
世界中から多くの観光客が訪れて賑っている。
現在もチベット僧の修行の場であり、お経とドラの音が聞こえすごい迫力だ。
チベット仏教は、インド仏教の流れを直接受け継いでいる。サンスクリットの原典を正確に翻訳し、思想哲学や実践修行の面でも、インド仏教の伝統を忠実に踏襲。盲信や実践至上主義を排し、明快な論理による志向を重視している。
いっぽう、不良僧みたいのを見かけることも、たまにはあった。
物欲に走ったメタボ的ラマ、どこも色々ということだ。

干支だってあるし、お正月の凧揚げももともとチベットの習慣だったし
日本に繋がるものたくさんある。
年月をかけて築いてきたものを、そう簡単に壊さないでおくれといいたい。
中国はネパールでも、開発援助活動が盛んだったけど
裏には諸々の目的があったのだろうと、誰もが思っていた。

それにしてもカトマンズは国際都市でもあるし
(もともと世界からヒッピーが集まってたらしい、開発援助も世界から)
ヒンズー教、チベット仏教、ネパール仏教、イスラム教、キリスト教・・・
宗教、文化のるつぼで、自然豊かでエキサイトな都市だった。
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by roman-tan | 2008-03-17 21:08 | Nepal

チベット暴動

チベット暴動で情報戦略 批判回避へ中国躍起(2008年3月16日 東京新聞)
【北京】死傷者が出て最悪の事態に発展したチベット自治区ラサの抗議行動をめぐり、中国当局は「一部の組織暴力」と印象づける情報戦略を続けている。8月の北京五輪を控え、国内の動揺と海外の批判を抑える狙いだが、抗議行動はラサ以外でも広がり、情勢が沈静化するかは不透明だ。国営中国中央テレビは15日午前8時(日本時間同9時)の定時ニュースで、デモ参加者が14日午後、商店を破壊、略奪し、路上で火を放つ映像を生々しく伝えた。国内の暴動シーンを放映するのは極めて異例だが、僧侶たちのデモ行進や、治安部隊が鎮圧する場面は流さなかった。国営新華社通信は暴動が発生して以降、英文で速報を流し続けた。国際社会から「情報隠し」との批判をかわす狙いだが、「罪もない市民が暴徒のため焼死」「(チベット仏教最高指導者の)ダライ・ラマ14世の集団が策動した」など、鎮圧行為を正当化する内容を繰り返している。
 民衆に軍を投入し死傷者を出したことで、「平和の祭典である五輪を開催する資格はない」との批判が海外から起こるのは必至。中国当局は、民衆の自発的な抗議行動でなく「組織的な謀略」と位置付けることで、反発をかわそうとしている。
 ラサの民宿関係者によると、暴動で襲われた車両は外地ナンバーが多く、漢民族の商店が集中して焼き打ちされた。ラサで暮らす漢民族はチベット民族より生活水準が高く、日ごろからの不満が噴出した側面もある。
 関係者によると、人口の八割をチベット民族が占める中国西部の甘粛省夏河県でも14、15の両日に「自由」「民主」などのスローガンを掲げた数千人規模のデモが発生。警察車両は周囲から監視し、大きな衝突は起きていないという。四川省、青海省のチベット民族が多く住む地域でも抗議行動が起きている。

80人も殺されたとか・・・
何で今頃こんな惨事がと思うけど・・・アメリカの陰謀説?
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所というサイトがあるということも驚き
チベットのことが日本語でよくわかる。

少女含む80人の遺体確認 亡命政府、チベット暴動で  [ 03月16日 20時09分 ]
【ダラムサラ(インド北部)、北京16日共同】中国チベット自治区ラサでの大規模暴動で、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の亡命政府は16日、少女5人を含む80人の遺体がラサ市内で確認されたと明らかにした。ロイター電は四川省にも暴動が拡大したと報じた。AP通信によると、ダライ・ラマは16日、記者会見し、中国政府の鎮圧について国際的な調査を求めると呼び掛けた。


カトマンズで体調不良が長く続いた時
藁をもすがる思いでチベット医学のお世話にもなってみた。
中国の漢方、インドのアーユルベーダ程有名ではないかもしれない。

チベットに魅了された欧米人というのがけっこういて
私もドイツ人の友人に、いい先生(Lama)を紹介してもらった。
「脈」を読んで体を診察してくれた。
チベットの薬草や鉱物を丸薬に調合してくれる。
その丸薬がとても大きくて、飲むのが苦痛だった。
何のせいかは不明だったけど、よくなったので通うのを止めた。


チベットは本当に豊かな文化を持っているのだけれど
なぜ今、ここで中国が馬鹿げ紛争を?
スーダンのダルフール紛争でも中国は評判が悪いわけで
オリンピックを控えたこの時期に、これ以上の汚名を進んでかぶるのだろうか。


ラサに行っておけばよかった!
カトマンズからは直行便が週何度か飛んでいた。
手続きも比較的簡単で(高いけど)
公表されている人数以上の日本人はにいるんじゃないかと思う。

高度のあるラサへ突然降りた時の、高山病が恐かった。
酸素が薄いので、ホテルの酸素ボンベに頼らないとならないという話
また、エベレスト方面でも小型飛行機でかなりの高度を稼いだ結果
高山病で亡くなる日本人が意外といたという事実
行こうかどうしようかと迷っているうちに、機会を失った。
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by roman-tan | 2008-03-16 21:16 | Nepal