アビシュカール

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ネパール語で「発見」

うすら恐い記事を見つけた。

日本の森が外国人に買われてしまう?(Jan Jan2009.11.16)

日本の森林にすでに外国資本が入っているという話、聞いたことがある。
アラブのお金持ちだっただろうか。
また中国、韓国で木材が近い将来必要になる。
そうなったら日本の山は、一気に丸坊主になってしまうという話も聞いたことがある。

「外国人に買われてしまいそうな日本の森」の話は、あちこちで生まれているのだろうか。
記事を読む限り、実際に起こりつつあることらしい。

山林を所有していても手入れができなかったり、二束三文だったり
売ってしまいたいと思っている人は多いのかもしれない。
それに、世の中不景気だし。

森林が林業という側面だけでなく、様々な機能があるということは案外知られていないし
どうでもいいと思っている人、結構多いような気がする。

中国の勢い、「前進あるのみ」みたいな貪欲さが恐い。
高度成長期のような日本みたいに、今度は日本に侵食してくるのだろうか。
考えすぎかもしれないけど、ちょっと恐い記事だ。

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by roman-tan | 2009-11-16 19:29 | 森林

森林に対する国民の期待

内閣府世論調査では、調査名は毎回少しずつ異なるが
約3~4年ごと、継続的に森林機能に対する国民の期待調査を実施している。

平成19年度5月 森林と生活に関する世論調査
興味深い調査結果は
①国有林にどのような働きを期待する?
「二酸化炭素を吸収することにより,地球温暖化防止に貢献する働き」を挙げた者の割合が53.1%と最も高く,以下,「山崩れや洪水などの災害を防止する働き」(48.6%),「水資源を蓄える働き」(40.4%)
②森林の整備はどうあるべき?
「森林は,国土保全,災害防止などの公益的機能が高度に発揮されるよう,たとえ経済効率が低くても整備すべき」(74.6%)
③木質バイオマスの利活用について、今後、取り組むべき方策は何?
「紙やボード類の原料としての利活用の推進」(57.7%)、「燃やして発電する,またはボイラーで熱を利用するなどのエネルギー源としての利活用の推進」(47.6%)、「燃料用エタノールに加工するなどの燃料としての利活用の推進」(45.2%)、「細かくして堆肥や家畜の飼育舎に敷く敷料としての利活用の推進」(44.3%)(複数回答,上位4項目)
④地球温暖化防止対策として,これまで以上に森林整備を推進していくために必要となる費用に対する負担は?
「温室効果ガスを排出する割合に応じて企業や国民が負担する」(54.8%),「森林の恩恵は広く国民全体に及ぶことから,国民全体で負担する」(54.1%),「緑の募金などの自発的な拠出により負担する」(32.8%),「ボランティアなどの自発的な森林整備活動により負担する」(14.5%),「森林の所有者が自ら負担する」(12.2%)などの順となっている。(複数回答,上位5項目)
⑤今後,森林・林業行政に何を望み,力を入れて欲しいと思うこと
「土砂崩れなどの災害を防ぐ施設の整備」(68.5%),「原生的な森林や貴重な動植物の保護」(45.6%),「森林の整備」(38.9%),「森林を守り育てている山村住民に対しての支援」(37.3%)(複数回答,上位4項目)

国民の森林に対する期待の変化は(出典:社会実情データ図録)

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継続的に実施されているなかなかおもしろい調査結果
全国20歳以上、無作為の3000人対象の調査、回収60.9%
木材生産という森林機能が激減したことと
ここ数年の地球温暖化防止への期待上昇が目立つ。
野生動物生息への期待が少ないのがちょっと気になる。
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by roman-tan | 2008-03-27 18:43 | 森林

製材業

伊豆の森林の話
自分には全く関係のない所での話だと思って取りくんできた。
でも、思い出したというか、記憶がつながったというか・・・

過去の記憶に生きつつある老いた叔父が、突然昔を思い出して口走った言葉
「みんなに給料を支払ったか?」と真夜中に
そんな話を伝え聞き、「ふう~ん、認知症?」と思うに過ぎなかったけれど
「ああそうか、そうだったんだ」と気づいた。

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                  これって夏咲いてたと思うんだけど、この寒いのに・・・


叔父というか亡くなった祖父は、製材業を営んでいた時期があった。
遠く離れた伊豆に山を持ち、木を切り出していたらしい。
はっきりとした時期はよくわからないが、戦前戦後だろうか。
当時はかなり羽振りがよかったということは、亡くなった父からも聞いたことがあった。
伊豆に別荘も持ち、運転手つきの外車に乗ってよく出かけたと。
戦後の農地改革では、かなりの土地を失ってしまったたことも。

日本の林業政策にあやかった製材業
自分に全く関係のない話もないわけで
元気なうちに色々な話を聞いておけばよかった。

昔から、ネパールから森林にずっと興味があったのはそのせいでもなかろうが。
今回のフォーラムのために、関係者と何度も打ち合わせをしている中でも
伊豆の山林と自分のとの話は、全く繋がらなかったが
叔父の他愛のない話がきっかけで
伊豆の森林の話が身近なものになってしまった。
当時を知る残り少ない方々にゆっくり話を聞いてみたい。

やりっぱなしのフォーラムでもなく
当事者のガス抜きフォーラムで終わらせたくないという
関わった方々の強い希望もあり、まとめ作業の最中

明日はお手伝いしてくれた大学の関連イベントもある。
先生や学生さんたち
あの盛り上がりをそのままバトンタッチしてくれるだろうか、ちょっと楽しみ。
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by roman-tan | 2008-02-08 18:13 | 森林

自然エネルギー

ライフログにも載せている本
「自然エネルギーが地域を変えるーまちづくりの新しい風」は
フリーライターの友人が書いた本
大手出版社勤務後フリーとなり、筆一本で生きている。
好きな友人、頑張る女性の一人だ。
取材のためには、どんな所でも出かける。
とんでもない所から絵葉書が届いて、ビックリ仰天なんてのもよくある。

太陽光、風力、バイオマス、水力等の自然エネルギー、代替エネルギー
それらの必要性や有効性は、便利な生活にどっぷり浸かっていると理解しにくいけれど
ちょっと想像力を働かせるか、アウトドアで非日常的な経験をしてみればすぐ理解できる。

私の街でもペーパースレッジ(製紙かす)を利用するバイオマス研究会が設立される。
排水を使った小水力発電も行なう工場もあって、なかなかいい傾向みたいだ。

今回特に注目したかった超小型水力
熱心な人々は至る所で勉強会などを開いているようだが
とても地味な作業なので、脚光を浴びることもあまりない。
でも、山が多くて水が豊かな日本では昔から超小型の水力利用は盛んだった。
現在の消費生活を、水力で賄うことなど到底できるはずはないけれど
適正技術とか、持続可能とか、そんなことを考えないと
(子供の?地球の?)未来が思い描けない状況のような気がする。


f0077807_20364464.jpg森林→水→エネルギー
別の話題のようでいて、それぞれはとても関係が深い。
ネパールでの自然エネルギー利用は、この構図がとても理解しやすいのだけれど
自然エネルギー利用も含めて、まだそれほど一般的でないようだ。
計画の宣伝をどうしようかな、と思案中なんだけど・・・


   そうだ、サンタに頼むか・・・・
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by roman-tan | 2007-12-12 20:40 | 森林

ニホンオオカミ

シカの食害がひどい森林ということで調べていたら
とうとうオオカミまで登場してきて、話はどんどん楽しくなってきた!

世界遺産をシカが喰う シカと森の生態学という本
■主な内容
増えすぎたシカが世界遺産の森を食べている!
今、日本全国で野生のシカが増え、自然のバランスが崩れています。増えすぎたシカ は草を食い尽くし、森の生態系を破壊してしまいます。それは、日本が世界に誇る世界遺産の森も例外ではありません。シカはなぜ増えるのか、どんな対策があるのか。
 知床、大台ヶ原、屋久島の例をもとに考えます。
なぜ、シカの食害がひどくなった理由は、先日も触れたが
森林政策と自然保護のバランスが取れてこなかったこと
森林管理ができていないこと
食害対策(特定鳥獣保護管理計画)がうまく機能してこなかったこと、などがある。

それに加えて、ニホンオオカミを絶滅させたこともあるといわれる。
そこで、日本の山にオオカミを復活させるという日本オオカミ協会なるものがある。
1993年、オオカミに対する誤解と偏見を解いて
その生態を科学的に正しく伝え、世界中のオオカミの保護と復活のため設立された。
「森・オオカミ・ヒトのよい関係」を考えるのを目的とする。
オオカミを保護して回復させる運動も、世界でおこっているらしい。
狼を放つ 丸山直樹著
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Web上の連載、日本列島にいた狼たちも面白い!
日本列島には、百数十年前まで、2種類のオオカミが生息
ニホンオオカミは1905年(明治38年)を最後に絶滅したといわれる。
考えられる5つの絶滅の原因は
①海外からの狂犬病の侵入と流行によって、病狼となったオオカミが人を襲うようになった
②このため、当時発達の著しかった銃器の対象になった
③銃は鹿などの猟獣に向けられ、食物を奪った
④開発の進行により、オオカミの生息地が奪われた
⑤家犬との接触で、激しい伝染力をもつ疫病がニホンオオカミの世界に侵入、集団の中に広がった
さらに
かなりの数のニホンオオカミが有害獣として駆除されていた

確かに、絵本に出てくるオオカミはいつも悪い奴だった。
でもよく考えると、「赤ずきんちゃん」とか西洋の絵本によるものだ。
農耕民族である日本では、江戸時代まで
オオカミは田畑を荒らす獣を退治してくれる守護神だっとという(犬神はオオカミらしい)。
知らないうちに、「オオカミは悪い」と教え込まれていたんだろうか。

この前も、現役の森人たちとオオカミの話になって
いついつまではいたとか盛り上がっていた。
今度お会いする時、もうちょっと話を聞いてみよう!

関連記事(古い写真もあっておもしろい!)
最後のニホンオオカミ 福井市
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by roman-tan | 2007-12-10 17:31 | シカ被害

遊漁船

釣りのことはまったく知らないので
「遊漁船」という言葉も、どんな漢字を書くのだろうかと思っていた。

森林の話を聞きたくて、今日もわざわざ来ていただいた方は
遊漁船を何隻か保有し(県下で一番だとか)、それが本職ということだ。
早速、聞いた船の名前を検索してみた。

「瀕死の森林をどうにかしなくては」と活動を開始し
精力的に森林の現状をまとめ、県や市に訴えている。
船に乗りながら、地区猟友会のトップでもある。
水の源である森林は、全てを司る。
生き物の住まなくなってしまった川、最後は海までも脅かす。
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遊漁船のHPを見つけて、「すごい~」と驚いていたら
今日の打ち合わせについて、質問の電話があった。
本当に熱心で、勉強家で、静かに淡々と熱い思いを語る口調
海の男だったんだ(まだ船にも乗る現役だけど)~
多くの資料をお預かりした。
これを読んで、これから一緒に資料を作成していく予定だ。
ずっと扱ってみたいテーマだった。

船にもお邪魔をしてみたいと思うけど
釣るよりも、食べて温泉の方がいいな。
HPに載ってる
「マダイ絶好調!」とか「巨大ヤリイカ今が旬!」
おいしそうだこと!
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by roman-tan | 2007-12-04 20:16 | 森林

緑の砂漠

「緑に見えても不健康な森林」という森林の話

ECO JAPAN記事「木を切らないことが、森を”破壊”する?!」(11月6日
日本の森林を破壊した3つの政策
①1950年代に制定された電源開発法。山間部にダムを建設することで、森林が水の底に沈没
②戦争中のエネルギー政策。無計画に森林を伐採して薪や炭にすることで、約150万haの森林が消えました。これは四国の面積に匹敵
③戦後の植林。戦後の1951年に国が植樹祭を行い、復元のための国策開始。1974年のオイルショックまでの植林作業により緑の造成。植えたのは、スギとヒノキを中心とした針葉樹。元来日本の山林は広葉樹林だったが、針葉樹を植えることで生態系が変化
日本の住宅耐用年数が法律で39年と決められていた。1987年の建築基準法改定で、さらに短くなって今は26年。住宅メーカーからすれば、耐用年数以上に長持ちする家を建てるよりは、耐用年数がきたら家ごと買い換えてくれたほうが、大量生産・大量販売できるので都合がいい。そのため、大量に均質な材が買える外材を使う方が楽になる。国産材の弱みはそこで、搬出コストが木材の価格の3分の2を占めていて、なかなか均質なものを大量に生産できない。
都会に暮らしていると、森林のことなどどうでもいいことなんだろうなと思う。
地方でも、森林が直接生活に関っているわけでもないので
人々の森林への関心はとても低いと感じる。
でも現実に、ある日突然土壌流失や土石流が街を呑み込んでしまう災害もある。
知識と想像力で補って、森林の現状を理解してもらうしかないけれど・・・

ネパールの山奥、土砂崩れで
一晩に一つ村がそっくり流されてしまったのを、いくつか見たことがある。
人為を超えた大自然でもあるが、森林破壊も原因のひとつにあげられた。
人間にとっての森林の物理的社会的精神的な役割は
ネパールの山で学ばせてもらったと思う。

日本の事情とネパールの事情は
似ている点もあるけれど、異なる点もある。
共通していえることは、木が生きている以上
森林も再生できるということだ。

多摩川源流大学」とは
地域の活性化と流域経済圏の形成までを視野に入れたプロジェクト
(ECO JAPAN 8月31日
はとても面白そうだと思う。

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by roman-tan | 2007-11-14 19:32 | 森林

伊豆の森林

富士山もいいけれど
私は、あのお椀をひっくり返したような、丸みのある伊豆の山々も好きだ。
伊豆はあたたかくて野宿によろし
伊豆は生きるにも死ぬるにもよいところ  山頭火
海も山も、温泉もあり、のどかな風景がとても好きだ。
ここに住むようになって、伊豆が近くなったのはうれしかった。
(西伊豆、中伊豆から南伊豆が主になるけれど・・・)
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最近、伊豆の森林が大変だという話を伺った。
イノシシや鹿の被害がひどいそうだ。
イノシシは、わさび棚の苗や農作物を食べてしまい
鹿は木肌を剥がすように食べてしまうという。
猟友会が頑張って仕留めたとしても
動物の繁殖力には追いつかないそうだ。
猟友会のメンバーも平均年齢が60代で
10年後はどうなるか、不安だという。
知り合いの猟友会の方も
シーズンになると毎週、伊豆に出かけている。

家にもこの前、キツネがやってきて驚いたけど
(ニワトリをめざして)
野生動物との共存というのも、なかなか難しい。
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by roman-tan | 2007-09-02 09:21 | シカ被害