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ネパール語で「発見」

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狩猟

「狩猟」というものが、私にはなかなか理解しにくい点がある。
昔は登山家だった根深誠氏の本『山の人生 マタギの村から』(NHKブックス)で
狩猟人生を送るマタギを知った。

初めてネパールでお会いした頃の根深さんは、登山家として活躍中で
丸っこいとても面白い人だった。
次にネパールでお会いした時は、文筆家として活躍中で随分と風貌が変化していた。
日本のカレーを作るからと声をかけたら、誰かを通じて我が家にいらした。
同一人物だとは信じられないくらいの変貌ぶり
体育会系から、神経質っぽい文筆家へ
白神山地の裏話を色々と聞かせてもらった。
『遥かなるチベット―河口慧海の足跡を追って 』(中央公論新社)も面白い本だ。

マタギ以外にも、サンカ(山窩は差別用語らしいけど・・・)が森に関係が深いというのが私の知識
だから、狩猟もそ文化遺産の名残みたいな印象であったり、野蛮な印象であったり・・・
現代社会の生活からは、なかなか理解しにくい。

猟友会の高齢化の原因のひとつには猟友会のあり方にもありそうだ。
猟友会に不満を持ち入らない若手ハンターはかなりいるそうだ。
狩猟者はおよそ20万人、猟友会会員は15万人
4人に1人は猟友会に入っていない時代だとか・・・
しかし、猟友会が無くなれば、行政での発言力が低下し
自然保護団体に押されて日本の狩猟は衰退してしまう。
猟友会運営指針(素案)に対する意見 by ペロ

21世紀の狩猟を考える広場
連絡会議は、「狩猟」や「狩猟・鳥獣保護制度」のあり方について考え、狩猟者の立場から、前向きな意見表明や提言を行うことができるような基盤の整備を目的として開催されているものです。
「狩猟」と「鳥獣保護」という相反するものをいかに共存させていくかという会議
こんな組織があるのも面白いと思う。


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by roman-tan | 2008-03-02 19:37 | シカ被害

猟銃

<佐世保発砲>散弾銃所持、容易に許可(12月15日)
 散弾銃、ライフル銃などの猟銃は銃刀法で原則として所持が禁じられているが、一方で射撃や狩猟を目的に都道府県公安委員会の許可を受ければ比較的容易に持てる。散弾銃などの許可を得るには、公安委員会の講習会を受講し、その後、筆記と射撃の試験を受ける。
 この際、犯罪歴や精神的な疾患、アルコール中毒、住所が定まらない者などは許可されない。精神状態について、医師の診断書を求められるが、簡単な聞き取りですまされる場合が多いという。
 警察庁によると、06年末で所持が許可された散弾銃とライフル銃は全国で約30万5000丁。10年前の97年は約39万3500丁で減少傾向だった。しかし、発砲事件は今年は1~6月までにすでに7件発生し、昨年同期の1件を大きく上回っている。最近では▽06年3件▽05年13件▽04年7件▽03年10件、起きている。
事件の多発を受け、11月に国会で成立した改正銃刀法では、射撃や狩猟など許可条件以外で使用した場合の罰則を、従来の懲役2年以下または罰金30万円以下から懲役5年以下または罰金100万円以下に引き上げた。
最近猟友会の方とお話をする機会が多いので
猟をするということがどんなに厳しいことか知るようになったし
シカやイノシシの食害に熱心に取り組まれていることもわかった。
こんな事件に猟友会が登場するのは、ちょっと嫌な気分だ。

猟をするということは、まず猟犬から育てることから始まるそうだ。
子犬の時から、森林に入るときは必ず銃を持つことを見せて連れて行き
「森に入るのは遊びにいくんじゃない、猟に行く」ということを教え込むそうだ。
そして、必ず戻ってくることを教え込む。

迷彩服を着て銃を持つこと自体、明らかに精神が病んでいるとしか思えない。
安易に許可を与える側に問題がある。

山と暮らす人たちにとって猟銃は必要なものであったけれど
現代の暮らしに銃は必要でなくなってきた。
単なる娯楽かスポーツ(???)

猟友会の高齢化が問題だけど、その人数を増やそうとは考えていないようだ。
この時代に銃を持つということがどんなことか
新たに許可を与える場合とか管理体制を、もっと厳しくしてもいいような気もする。
でも、そうなると非合法に銃を手に入れようとする人が増えるのだろうか。

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by roman-tan | 2007-12-15 16:54 | シカ被害

猟友会

先日、県の東部総合庁舎の森林整備部に行くと
「猟友会」の看板が掲げてあって、ちょっと不思議に思った。
そもそも猟友会とは(Wikipediaより)
 日本国内における狩猟者のための公益法人である。狩猟道徳の向上、野生鳥獣の保護、有害鳥獣駆除及び狩猟の適正化を図り、狩猟の健全な発達と生活環境の改善に資することを目的として、1929年(昭和4年)9月26日に創設され、1939年(昭和14年)8月1日に法人として認可された。
 猟友会は3階層の構造をもっている。一般的に各狩猟者はそれぞれの地域(市町村別程度)にある狩猟愛好者の団体(地元猟友会)に所属して会員となる。その地元猟友会は都道府県別にある社団法人たる都道府県猟友会の団体会員になっている。さらに都道府県猟友会は社団法人たる大日本猟友会の団体会員になっている。したがって狩猟者は都道府県猟友会や大日本猟友会の会員ではなく、間接的な構成員となる。なお都道府県猟友会は各都道府県の、大日本猟友会は環境省の指導を受けている。猟友会は、野生鳥獣の保護増殖事業、狩猟事故・違反防止対策事業、狩猟共済事業の三つを主な活動目的としている。はじめの2つは主として都道府県猟友会が、さいごの1つは主として大日本猟友会が中心となって行っている。
なるほど、こういう仕組みになっていたんだ。
トップ団体だけが公益法人で、国からの補助金受け入れ窓口となっている。
多分、関連省庁からの天下り先で
補助金は、その人たちの人件費を含めた組織運営に使われるのだろう。
末端の狩猟者たちの、森林整備などの活動には直接及ばないと思う。
それはまた別に県が関係するのだろう。

こういう公益法人の変な仕組み、昨日も聞いたばかりだった。
財団法人全国里親会
自治体の里親会は、この財団からは何の援助もなく
(一旦降りてくるけれど、上納金のように戻す仕組みになっている。18年度収支決算書
国からの補助金は、財団そのものの運営(天下りの給与とか・・)に使われているようだ。
里親のなり手がない理由の一つは、あまりの補助の低さではないか、と関係者の話

知り合い狩猟者は、ワサビ田を荒らすイノシシ退治に週末は忙しい。
鹿退治の猟友会メンバーも
楽しみもあるだろうけど、最近は使命感が強いのではないか。

昔は狩猟者が集まると、戦争ができるくらいの銃を持って集まったという。
新しく狩猟者になる人は減り、狩猟者の高齢化も進み、この5年が勝負だといわれる。

猟友会に公益法人が登場するとは思わなかった。
実際の活動に貢献できる団体なら必要だろうけど
何しているんだろう、よくわからない。

公益法人制度改革
やっぱりちゃんとやってね。
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by roman-tan | 2007-12-08 10:53 | シカ被害