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アビシュカール

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ネパール語で「発見」

有限責任事業組合

事業内容から、NPO法人にするには無理があるのではと思うことが時にあり
それならば、代替案としてどんな方法があるのか。
昨日の企業組合は、知事の認可が必要ということもあって
かなり公益性は高く、もう少し社会的周知度が高まれば、よい形のような気がする。

そんな中で、「有限責任事業組合(LLP)」というのがある。
LLP (Limited Liability Partnership) は
イギリス及びアメリカ合衆国で見られる企業組織の一形態

有限責任: 出資者が出資額の範囲内で責任を負う。
内部自治原則: 出資額に関らず、利益の配分や権限などを自由に決めれる。
構成員課税: LLPは非課税。利益配分があった場合は、出資者に直接課税。
(つまり、LLP自体の利益または損失が、出資者が全員一致で定めた比率で、そのまま構成員に分配され、構成員側の個人所得と通算し課税される)

LLPは民法組合の特例「組合」であり、法人ではない。
法人格は持たない、権利能力なき社団である。
そのため、法人格必須とする事業(例えば介護保険指定事業者)は出来ない。
また直接許認可を得ることもできない。
(事業に関与する構成員がそれぞれ許認可を取得)

責任の範囲が出資額の範囲内である有限責任制や
取締役会や監査役を設けず、出資者たちの柔軟な事業ルール(内部自治)を重視


営利組織が、一方で非営利活動を行うと、プラス・イメージとなるが
非営利組織が、営利活動を行うと、マイナス・イメージになりがちだ。
どんな形の組織形態をとるか、選択肢はけっこう広い。


有限責任事業組合_f0077807_19223826.jpg

           今年は悲しいほどに、梅の収穫が少ない。
          たった、数キロ
          昨年の10分の1程度
          用事がひとつ減ったけれど
          ちょっとさびしいかな。

by roman-tan | 2007-06-19 20:12 | NPO法人

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